ジ・アンガイデッド

ジ・アンガイデッド（The Unguided）

ジ・アンガイデッドはスウェーデンのファルケンベリに拠点を置くメロディックデスメタルバンドで、彼らの音楽は深いメロディと激しいサウンドが特徴です。2010年11月に、ボーカリストのローランド・ユーアンソン、リッカルド・スンネソン、リズムギターとキーボードを担当するローゲル・スンネソンの3人によって結成されました。彼らは以前にソニック・シンディケイトで活動しており、その経験がジ・アンガイデッドの音楽スタイルに大きく影響を与えています。

バンドの起源は、2008年にリッカルドとローゲルが行った作曲プロジェクトにさかのぼりますが、この頃はバンドとしての活動を開始することはありませんでした。しかし、2009年にローランドがソニック・シンディケイトを脱退し、2010年にはリッカルドも脱退。これにより、彼らはジ・アンガイデッドを始動させることとなりました。

デビューに向けて、バンドは2011年4月に1st EP『Nightmareland』をデスポッツ・レコードからリリースし、その後、シングル「Betrayer of the Code」と「Inherit the Earth」を発表しました。そして同年11月に、1stアルバム『Hell Frost』がリリースされ、ヨナス・キェルグレンとヨン・ベンソンがサポートメンバーとして参加しました。このアルバムはバンドとしての評価を高めることに貢献しました。

2012年には、元シャイニングのリッカルド・シルがドラムとして加わり、バンドのメンバーはさらに強化されます。この年の初めにはアヴァロン・レーベルから『Hell Frost』が日本でもリリースされ、徐々に国際的な知名度を高めていきました。

2013年にはオーストリアのナパーム・レコードと契約し、2014年には2ndアルバム『Fragile Immortality』をリリース。このアルバムでは、ヘンリク・ウドがプロデューサーを務め、多くのファンに支持されました。2016年には3rdアルバム『Lust and Loathing』を発表し、バンドはさらなる進化を遂げます。

2017年11月には4thアルバム『And the Battle Royale』を公開し、この作品にはローランドの最後のライヴが特典として収録されています。2018年には初の来日公演を成功させ、ファンの支持を集めました。2020年にはベーシストのヘンリクが脱退しましたが、同年に5thアルバム『Father Shadow』がリリースされ、バンドの活動は続いています。

2023年4月には、新たにフレドリック・ホルムルンドがベースとして加入しました。これによって、バンドは新たなステージへと進むことができるでしょう。

現メンバー

• - リッカルド・スンネソン（ボーカル）: 2010年より在籍
• - ヨナタン・トールペンベリ（ボーカル、リードギター）: 2016年に正式加入
• - ローゲル・スンネソン（リズムギター、キーボード）: 2010年より在籍
• - フレドリック・ホルムルンド（ベース）: 2023年より在籍
• - リッカルド・シル（ドラムス）: 2012年より在籍

元メンバー

• - ローランド・ユーアンソン（ボーカル、リードギター）: 2010年から2016年
• - ヘンリク・リルイェサンド（ベース）: 2011年から2020年

主なディスコグラフィ

• - アルバム:

- 2011年『Hell Frost』
- 2014年『Fragile Immortality』
- 2016年『Lust and Loathing』
- 2017年『And the Battle Royale』
- 2020年『Father Shadow』

• - EP:

- 2011年『Nightmareland』
- 2012年『invaZion』
- 2014年『Fallen Angels』
- 2016年『Brotherhood』
- 2019年『Royalgatory』

• - シングル:

- 2011年『Betrayer of the Code』
- 2011年『Inherit the Earth』

ジ・アンガイデッドは、今後も新しい音楽を生み出し続け、その進化を見せていくことが期待されます。

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