スカパー!MLBライブ

スカパー!MLBライブ：メジャーリーグ中継の歴史

スカパー!MLBライブは、スカパーJSATが配信していたメジャーリーグベースボール（MLB）の中継番組です。1996年から2008年まで、スカチャン（スカパー!、スカパー!e2）を中心に放送され、多くのファンにMLBの魅力的な試合を届けました。

概要：1996年～2003年

1996年、パーフェクTV!（現スカパー!）のパーフェクトチョイス（現スカチャン）にて、プレーオフ（ワールドシリーズを除く）から放送が開始されました。翌1997年からは、レギュラーシーズンからプレーオフまでをカバーするようになります。

1997年

視聴方法・料金：シーズン一括視聴は91,000円、リーグパックは54,600円、週末パックは31,200円、チームパックは試合数×400円、プレーオフパックは8,400円、1試合は500円でした。
放送体制：原則として1日2試合を生中継し、ゴールデンタイムに1試合を再放送。レギュラーシーズン364試合が予定通り放送され、プレーオフからは日本語トークが導入されました。

1998年

視聴方法・料金：シーズン一括視聴は30,000円、週末チケットは18,000円、後半戦チケットは15,000円、プレーオフチケットは8,400円、1試合は500円でした。
放送体制：レギュラーシーズンは原則1日2試合を生中継し、ゴールデンタイムに1試合を再放送。金・土・日・月・祝日は日本語トーク付き。プレーオフは全試合放送で、日本語トークも付いていました。

1997年から1998年にかけては、「MLBホットライン」というフリーダイヤルの電話窓口が設置され、放送に関する要望や問い合わせに対応していました。

1999年

視聴方法・料金：シーズン一括視聴は15,000円、分割払いの月額チケットは3,000円（プロ野球セット加入者は月額600円）、ホリデーチケットは10,000円、後半戦チケットは8,000円、プレーオフチケットは7,800円、1試合は500円でした。
放送体制：レギュラーシーズンは約300試合を放送、再放送はなし。平日は原則1日1試合を生中継、土日・祝日は1日2試合を放送（2試合目は生中継または録画中継）。土日・祝日は日本語トーク付き。プレーオフは全試合放送で、日本語トーク付きでしたが、再放送はありませんでした。

2000年

視聴方法・料金：シーズンチケット（プレーオフ含む）一括25,000円、レギュラーシーズン分割払い月ごとチケット3,000円、プレーオフチケット9,800円
放送体制：レギュラーシーズンは約200試合を放送、再放送はなし。原則平日は1日1試合生中継で放送。土日・祝日は1日2試合放送（2試合目は生中継か録画中継）。土日・祝日は日本語トーク付き。プレーオフは全試合放送、日本語トーク付き。再放送なし。

2001年

視聴方法・料金：シーズンチケット（プレーオフも含む）一括 25000円　レギュラーシーズン分割払い月ごとチケット 3000円。シアトルチケット（59試合） 9800円。メッツチケット（50試合） 7800円。ヤンキースチケット（42試合） 6800円。ボストンチケット（27試合） 4500円。プレーオフチケット 9800円。
放送体制：レギュラーシーズン：239試合放送、再放送なし。原則平日は1日1試合生中継で放送。　土日・祝日は1日2試合放送（2試合目は生中継か録画中継）。土日・祝日は日本語トーク付き。プレーオフは全試合放送、日本語トーク付き。再放送なし。

2002年

視聴方法・料金：シーズンチケット（プレーオフも含む）一括 25000円　レギュラーシーズン分割払い月ごとチケット 3000円。シアトルチケット（55試合） 9400円。ジャイアンツチケット（50試合）8500円。プレーオフチケット 9800円。
放送体制：レギュラーシーズン：283試合放送、再放送なし。原則平日は1日1試合生中継で放送（2試合目を放送する場合は大半は録画中継にて放送）。土日・祝日は1日2試合放送（2試合目は生中継か録画中継）。土日・祝日は日本語トーク付き。プレーオフ：全試合放送、日本語トーク付き。再放送なし。

2003年

視聴方法・料金：シーズンチケット（プレーオフも含む）一括 18000円。マンスリーチケット（月ごと） 1800円。プレーオフチケット 9800円　1試合 1050円。
放送体制：レギュラーシーズン：280試合ほど放送、再放送なし。原則平日は1日1試合生中継で放送（2試合目を放送する場合は大半は録画中継にて放送）。土日・祝日は1日2試合放送（土日・祝日は2チャンネルを使って2試合を生中継で放送）。土日・祝日は日本語トーク付き。プレーオフ：全試合放送、日本語トーク付き。1試合を夜に再放送。

概要：2004年～2008年

2004年からは、ワールドシリーズの録画放送が実現。視聴料金が大幅に値下げされ、月額2,100円でワールドシリーズまで視聴できる月額制が導入されました。

2004年～2008年

視聴方法：スカパー!MLBライブ月額2,100円、1試合1,050円。
放送体制：オープン戦からワールドシリーズまで約500試合以上を放送。レギュラーシーズンは原則1日3試合を生中継、プレーオフは全試合生中継。ワールドシリーズは同日録画放送。ゴールデンタイムに2試合を再放送。全試合日本語トーク付き。シーズンオフには厳選された試合をアンコール放送。

2005年からはスカパー!e2でも放送が開始され、2007年には全30球団の主催試合を580試合以上中継。2008年も豊富な試合数を誇りました。

スカパー!では、試合ごとに購入するか、月額契約が必要でした。日本のプロ野球セット加入者は割引が適用されました。スカパー!e2では、月額契約で毎日1試合を生中継で視聴でき、ハイビジョン放送も楽しめました。

2008シーズンには、関連番組「レッド吉田☆磯山さやかみんなのMLB」も放送されました。

しかし、MLBとの放送権取得期間が終了したため、2008年12月31日をもってスカパー!・スカパー!e2でのMLB中継は終了。13年間の歴史に幕を閉じました。

解説・実況

数多くの解説者と実況アナウンサーが番組を盛り上げました。

解説：上田龍、牛込惟浩、太田眞一、大冨真一郎、神尾義弘、菊田康彦、小島克典、椎葉努、武方浩紀、出村義和、豊浦彰太郎、蛭間豊章、藤澤文洋、松林善一など
実況：アキ猪瀬、石川顕、上野晃、加藤じろう、近藤祐司、節丸裕一、高瀬有紀子、吉本靖、渡邉直樹など

PPV以外のCS放送での中継

J SPORTSが2006年・2007年にスカパー!で放送されたレギュラーシーズンの試合を再放送していました。2009年にはMLBの衛星放映権を獲得し、放送を開始しました。

また、2007年にはモバイル放送（モバHO!）がモバイル放送権を獲得し、スカパー!MLBライブの一部がサイマル放送されました。

スカパー!MLBライブ