スコット・シールズ

スコット・シールズは、1975年生まれ、フロリダ州出身の元プロ野球選手です。右投右打の投手として、主にメジャーリーグで活躍しました。彼の愛称は「ラバー・アーム」。それは、彼の並外れたスタミナと安定した投球に由来します。

1997年のMLBドラフトでアナハイム・エンゼルスから38巡目で指名を受け、プロの道へ進みます。2001年5月26日、タンパベイ・デビルレイズ戦でメジャーデビューを果たしました。

2002年には、エンゼルスの一員としてワールドシリーズ優勝を経験。フランシスコ・ロドリゲスへと繋ぐセットアッパーとして、その役割を全うしました。2005年から2007年までの3年間は、70試合以上に登板し、リーグ最多ホールドを記録するなど、リリーフ投手として確固たる地位を築きました。

2005年には、リーグ5位となる78試合に登板し、球団記録を更新。2006年には、第1回WBCのアメリカ代表に選出され、3試合に登板し無失点に抑える活躍を見せました。シーズンでは、リーグ4位、自身2位となる74試合に登板しました。

2007年には、それまでの実績が評価され、4年総額1800万ドルで契約を延長。しかし、シーズン後半は調子を落とし、ミドルリリーフでの起用が増加しました。

2009年には、第2回WBCにアメリカ代表として2大会連続で選出されましたが、シーズンでは左膝の故障に苦しみ、長期離脱を余儀なくされました。そして、2011年3月18日に現役引退を発表しました。

スコット・シールズの持ち球は、ツーシーム（ノーシーム）、スライダー、カーブ、チェンジアップ。その被打率の低さは、リーグでも屈指でした。

年度別投手成績（一部）

2005年：78試合登板
2006年：74試合登板
2007年：73試合登板

代表歴

2006年：WBCアメリカ合衆国代表
* 2009年：WBCアメリカ合衆国代表

引退後も、その野球への情熱は冷めることなく、様々な形で野球界に貢献していることが期待されます。

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