スタジオパークおおみそかスペシャル

スタジオパークおおみそかスペシャルとは

「スタジオパークおおみそかスペシャル」は、NHK総合テレビジョンで2008年から大晦日（12月31日）に生放送されている特別番組です。もともと「NHKスタジオパーク」の年末年始特番として、元日（1月1日）に放送されていた「スタジオパークからおめでとう」が前身となっています。

番組の歴史

2002年から2008年まで、「スタジオパークからおめでとう」は元日に放送され、午前は「スタジオパークからこんにちは」（通称：スタパ）をベースに、連続テレビ小説（下半期）のヒロインなど主要出演者を、午後は「土曜スタジオパーク」（通称：土スタ）をベースに、大河ドラマ（新年度）の主演・主要出演者をゲストに迎え、ドラマの見どころや収録の裏話などを紹介していました。

しかし、2008年元日の放送を最後に、スタパと土スタの合同体制は解消され、年末は土スタ特番「スタジオパークおおみそかスペシャル」、年始はスタパ特番「スタジオパークからおめでとう」として、それぞれ独立して放送されることになりました。

分離後、「おおみそかスペシャル」では、翌年の大河ドラマの特集と、大晦日恒例のNHK紅白歌合戦の直前情報を、収録会場のNHKホールから生中継で展開する形式となりました。2009年のみ、紅白と連続テレビ小説、翌年のNHK正月時代劇が特集され、大河ドラマは取り上げられませんでした。また、年末ジャンボ宝くじの抽選会の模様も、抽選会場から生中継で伝えられました。なお、大晦日特番当日は、スタジオパークが年末休館日（通常12月25日～12月31日）のため、一般のスタジオ見学はできません。

一方、「スタジオパークからおめでとう」は、2009年は連続テレビ小説と正月時代劇を特集しましたが、2010年は大河ドラマのみの特集となり、2011年以後は別番組の編成のため、元日特番は完全に中止となりました。これにより、2010年度以降は年末特番のみが放送される形が続いています。

2019年11月、NHKは放送センターの建て替え工事に伴い、スタジオパークを閉館することを発表し、2020年5月に閉館しました。そのため、同年の大晦日は「土曜スタジオパーク 大みそかスペシャル」として、土スタの特番扱いに組み込まれました。

実は、本番組が始まる8年前の2000年の大晦日にも、20世紀最後のスタジオパークとして「大みそかスタジオパーク」が放送されており、こちらも土スタの特番という位置付けでした。

2023年度は土スタ主体のおおみそかスペシャルは放送されず、2024年度は、「もうすぐ放送100年！おおみそかスペシャル」として、3部構成、4時間45分（12時15分から17時）で放送されます。今回は土スタ主体ではなく、『あさイチ』が主体となり、総合司会も同番組の博多華丸・大吉が務めます。

司会者

「スタジオパークおおみそかスペシャル」は、土スタをベースとした番組であるため、基本的には当時の同番組の司会者が進行を務めます。ただし、2008年は当時メイン司会であった小野文惠が『第59回NHK紅白歌合戦』の総合司会となったため、小郷知子が代役を務めました。また、2010年の放送では、小野の土スタ卒業式と、小野から司会を引き継ぐ小田切千からの挨拶も同時に行われました。

取り上げた大河ドラマ

2008年：「天地人」（ゲスト：妻夫木聡、北村一輝）
2010年：「江〜姫たちの戦国〜」（ゲスト：上野樹里）
2011年：「平清盛」（ゲスト：松山ケンイチ）
2012年：「八重の桜」（ゲスト：綾瀬はるか）
2013年：「軍師官兵衛」（ゲスト：岡田准一）
2014年：「花燃ゆ」（ゲスト：井上真央）
2015年：「真田丸」（ゲスト：堺雅人、長澤まさみ）
2016年：「おんな城主 直虎」（ゲスト：前田吟、財前直見）
2017年：「西郷どん」（ゲスト：鈴木亮平、北川景子）

関連番組

NHKスタジオパーク
スタジオパークからおめでとう
土曜スタジオパーク
スタジオパークからこんにちは
NHK紅白歌合戦
大河ドラマ

参考・外部リンク

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