スタッド・ヴェロドローム

スタッド・ヴェロドローム

スタッド・ヴェロドロームは、フランスのマルセイユに位置するフットボール専用のスタジアムで、67,394人を収容することができます。その名はフランス語で「自転車競技場」を意味していますが、現在ではサッカーとラグビーの開催が主な用途となっています。2016年6月には、フランスの通信会社であるOrangeに命名権が取得され、現在は「オレンジ・ヴェロドローム」という名称で知られています。

概要

このスタジアムは1937年に完成し、当初は自転車競技のためのトラックを備えた施設でした。スタジアムで開催された著名なイベントの一つには、1972年に行われたトラックレースの世界選手権があります。しかし、1980年代に観客席が増設される際に自転車用のトラックが撤去され、以来、サッカーとラグビーの試合が行われる場所になりました。

オリンピック・マルセイユ（Olympique de Marseille）の本拠地としても知られるこのスタジアムは、2024年のパリオリンピックではサッカーの試合会場としても使用される予定です。また、国際大会では命名権が使用できないため、「スタッド・ド・マルセイユ」という名称で呼ばれます。

アクセス

スタジアムへのアクセスは非常に便利で、地下鉄2号線のRond-point du Prado駅からすぐの場所に位置しています。このため、地元のファンや観光客にとっても訪れやすいスポットとなっています。

主な大会

スタッド・ヴェロドロームで行われた主なサッカーの大会には、1960年の欧州ネイションズカップや、1938年および1998年のFIFAワールドカップ、2016年のUEFA EUROがあります。また、ラグビーでは、2007年と2023年のラグビーワールドカップもこのスタジアムで開催されました。特に、2007年のラグビーワールドカップでは、イングランド代表とオーストラリア代表の試合が行われ、その際には59,120人もの観客が集まりました。

スタッド・ヴェロドロームは、その歴史と多くの国際的なイベントの開催を通じて、マルセイユ市民やサッカーファンに愛され続けています。今後も、オリンピックを含む様々なスポーツイベントが行われる予定であり、これからのさらなる発展が期待されています。“

もう一度検索