スタッビー・クラップ

スタッビー・クラップのプロフィールと経歴

スタッビー・クラップ（Richard Keith "Stubby" Clapp）は、1973年2月24日にカナダのオンタリオ州ウィンザーで生まれた元プロ野球選手です。彼は主に二塁手として活躍し、右投両打の選手でした。現役引退後は、MLBのセントルイス・カージナルスで一塁コーチを務めています。

選手としてのキャリア

クラップは、1996年のMLBドラフトでセントルイス・カージナルスから36巡目（全体1058位）に指名され、プロ入りを果たしました。彼は2001年6月18日にメジャーデビューをし、その年にプロとしての第一歩を踏み出しました。クラップは持ち味であるスピードと小技を活かしてプレーし、内外野を問わず守備のスキルを持つユーティリティープレーヤーとして評価されました。

2004年にはアテネオリンピックのカナダ代表に選ばれ、国を代表する舞台での経験を積みました。さらに、2005年までトロント・ブルージェイズ傘下のAAA級チームでプレイし、2006年にはワールド・ベースボール・クラシックのカナダ代表に選ばれました。2008年には北京オリンピックにも出場し、2009年には第2回WBCのカナダ代表として再び選出されました。

引退後の経歴

選手としてのキャリアを終えた後、クラップは2011年にヒューストン・アストロズの傘下のマイナーリーグでコーチに就任しました。2012年にはその職を退き、9月11日にはカナダ代表の打撃コーチとしても活動を開始しました。その後、2013年1月17日に第3回WBC本戦のカナダ代表打撃コーチを務めることが決まりました。

2015年には、パンアメリカン競技大会の男子野球カナダ代表コーチとして活動。この大会でも彼の指導力が発揮されました。その後、2017年からはカージナルス傘下のAAA級メンフィス・レッドバーズの監督に就任し、その年にはパシフィックコーストリーグの最優秀監督賞を受賞しました。

そして、2019シーズンからは再びカージナルスに戻り、一塁コーチとしてチームに貢献しています。

代表歴と背番号

クラップは、多くの国際大会でカナダ代表としての経験を持ち、アテネオリンピック、ワールド・ベースボール・クラシック、北京オリンピックなどでプレーしました。彼の背番号は、2001年に29、2019年には11、2020年以降は82番を着用しました。また、彼はコーチとしても代表歴があり、2013年のWBCカナダ代表と2015年のパンアメリカン競技大会にも関与しています。

まとめ

スタッビー・クラップは、カナダ出身の優れたプロ野球選手であり、彼のキャリアはプレーヤーとしての成績だけでなく、指導者としての手腕にも光を当てています。彼の野球への情熱と経験は、今後の世代にも受け継がれていくことでしょう。

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