スタンプ・アピワット

スタンプ・アピワット：タイ音楽界の異才、世界へ羽ばたく

スタンプ・アピワット（Stamp Apiwat、本名：アピワット・ウアターウォンスック）は、1982年5月13日タイのバンコク生まれ。タイを代表するシンガーソングライター、音楽プロデューサーとして知られています。ニックネームはスタンプ。

タイでの成功

タイ国内では、数多くの楽曲をヒットさせているだけでなく、人気音楽オーディション番組「The Voice Thailand」で審査員を務め、若手音楽家の育成にも力を注いでいます。3万人以上を動員する音楽フェスではヘッドライナーを務める常連であり、タイの主要な音楽賞を多数受賞するなど、その人気と実力は疑う余地もありません。

日本での展開

2019年には、日本でメジャーデビューアルバム『EKAMAI DREAM 1』をリリースし、「SUMMER SONIC|SUMMER_SONIC 2019」に出演。日本の音楽ファンにもその名を知られるようになりました。

音楽のルーツと初期の活動

15歳の時にタイのロックバンド、モダンドッグに影響を受けてギターを始め、音楽の道を志します。チュラーロンコーン大学在学中に、バンド7thSCENEを結成し、アルバムをリリース。その後、ソロ活動を開始し、著名な音楽プロデューサーであるBoyd Kosiyabongに師事。他のアーティストへの楽曲提供を通じて、数々のヒット曲を生み出しました。

ソロとしての躍進

2008年にソロアルバム『Million Ways To Write Part 1』を発表。2009年には、アルバム収録曲「クワームキット」が映画の主題歌となり大ヒット。2013年には、大規模なワンマンコンサートを開催し、アルバム『Supermarket』をリリース。その後も、『Sci-Fi』などのアルバムを発表し、タイ国内ツアーを行うなど、精力的に活動を展開しました。

日本のアーティストとの交流

YMCKとのコラボレーションや、日本のバンドPop Etcのメンバーをプロデューサーに迎えた全英語詞のアルバム『STH』を日本でインディーズリリースするなど、日本のアーティストとの交流も積極的に行っています。2018年には、日本で初のワンマンコンサートを成功させました。

近年の活動

近年では、日本のアーティストとのコラボレーションをさらに深め、FIVE NEW OLD、SKY-HI、THE CHARM PARK、chelmico、Awesome City Clubなど、様々なアーティストとの楽曲をリリースしています。2022年には、「It Could Be Love」の日本語版「愛のせいで」をリリースし、映画の主題歌も担当するなど、活動の幅を広げています。

人柄

スタンプ・アピワットは、親日家としても知られています。日本のカルチャーにも深く通じており、L'Arc～en～Cielのコピーバンドを組んでいた過去や、欅坂46のファンであること、日本の漫画やゲームを愛好していることなどからも、その親近感が伝わってきます。

まとめ

タイ音楽界を代表する存在として、その才能を発揮し続けるスタンプ・アピワット。日本での活動も本格化させ、今後ますますグローバルな活躍が期待される、注目のアーティストです。

もう一度検索