スティッチ・エンカウンター

スティッチ・エンカウンター：ディズニーパークを彩る人気アトラクション

スティッチ・エンカウンター（またはスティッチ・ライブ！）は、世界各地のディズニーパークで楽しめる人気のアトラクションです。高精細なCGで再現されたスティッチとゲストが直接会話する、参加型のショー形式が特徴です。まるでスティッチが目の前にいるかのような、臨場感あふれる体験が魅力となっています。

アトラクションの概要

このアトラクションは、スティッチがガントゥの宇宙船に潜入したという設定のもと、宇宙船内の管制室を模した空間で展開されます。巨大なスクリーンには、宇宙船のコンソールや宇宙空間が映し出され、没入感を高めています。

ショーは、スティッチが宇宙船に侵入する場面からスタート。司会進行役のキャストとスティッチの掛け合いが、笑いを誘います。スティッチの声は、見えない場所にいるキャストが担当し、その声に合わせてCGのスティッチがリアルタイムで表情や口の動きを変化させます。この高度なCG技術によって、ゲストはスティッチと実際に会話しているかのような錯覚を覚えます。

会場は、主に子供たちが座る前方エリアと、大人向けの座席エリアに分かれています。前方エリアの子供たちは、スティッチに質問したり、スティッチからの質問に答えたりと、積極的にショーに参加できます。司会役のキャストが場を盛り上げ、子供たちの参加を促します。スティッチ役のキャストは、ゲスト全体を見渡せる位置にいるため、参加者の様子や服装などにも言及し、より親密なコミュニケーションが生まれます。

ショーの最後は、ゲストの協力でスティッチが宇宙船から脱出したり、スティッチと一緒に歌を歌ったりするなど、様々な演出が用意されています。

各パークでのスティッチ・エンカウンター

スティッチ・エンカウンターは、世界各地のディズニーパークに導入されています。それぞれの地域に合わせて、言語や演出にバリエーションを持たせている点も特徴です。

東京ディズニーランド

東京ディズニーランドでは、2014年6月30日に終了した『キャプテンEO』の後継として、2015年7月8日にオープンしました。既に同パーク内に類似のアトラクションである『タートル・トーク』が存在しますが、『スティッチ・エンカウンター』はショーを同時進行できる部屋が2つあるため、回転率が向上しています。また、ゲストの写真撮影とモニターへの映し出しといった演出も加えられています。オープン当初は、ディズニー・ファストパスも導入されました。現在は、大和ハウス工業がスポンサーとなっています。

ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク（パリ）

パリのウォルト・ディズニー・スタジオ・パークでは、『スティッチ・ライブ！』という名称で展開されています。香港版とほぼ同じ内容のアトラクションですが、フランス語と英語で上演されています。

上海ディズニーランド

上海ディズニーランドでも、『スティッチ・エンカウンター』として導入されています。香港版とほぼ同様の内容で、中国語での上演も含まれています。

香港ディズニーランド（過去）

香港ディズニーランドでは、過去に『スティッチ・エンカウンター』が運営されていました。広東語、英語、中国語で上演されていました。

関連アトラクション

スティッチ・エンカウンターは、CGキャラクターとのインタラクティブなショーという基本構造を共有するアトラクション『タートル・トーク』（東京ディズニーシーなど）や『モンスターズ・インク・ラフ・フロアー』（フロリダのマジックキングダム）と、共通点が多いです。実際、『タートル・トーク』がこれらのアトラクションの原型となっています。

まとめ

スティッチ・エンカウンターは、高度なCG技術と臨場感あふれる演出によって、ゲストに忘れられない体験を提供するアトラクションです。世界各国のディズニーパークで、その魅力を体験することができます。それぞれの施設で微妙に異なる演出や言語にも注目しながら、スティッチとの楽しいひとときを過ごしましょう。

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