スティーヴ・サムナー

スティーヴ・サムナーのサッカーキャリア

スティーヴ・サムナー（Steven Paul Sumner）は、1955年4月2日にイングランドで生まれ、2017年2月8日に亡くなったニュージーランドのサッカー選手です。彼は1982年のワールドカップ予選を突破したニュージーランド代表の主将として特に有名です。

クラブでのキャリアにおける功績

サムナーは、1973年にニュージーランドに移住する前、ブラックプールFCでサッカーを始めました。その後、ニュージーランドでクライストチャーチ・ユナイテッドに所属し、移籍初年に国内リーグを制覇します。彼はその後もサッカーの成功を収め、チャサムカップで6度、国内リーグで5度も優勝するという快挙を達成しました。チャサムカップの6度制覇は彼一人しか成し遂げていない特筆すべき記録です。

国際舞台での活躍

国際試合のキャリアは1976年から1988年にかけて続き、サムナーは105試合に出場しました。彼の出場試合数は、当時の記録保持者であるブライアン・ターナーを上回るものでした。このうち58試合はA代表での出場でした。1982年のFIFAワールドカップ予選では、フィジーを相手に記録的な13-0勝ちを収め、その際に6得点を挙げたことから、国内記録を更新しました。ワールドカップ本大会では、スコットランド戦での長距離からのゴールも記憶に残ります。彼はこの試合でFIFAワールドカップ史上初めて得点を挙げたオセアニア人選手となりました。

栄えある受賞歴

サムナーは、1991年にニュージーランドサッカー記者協会殿堂に選出されました。また、2010年のFIFAワールドカップ開会前には、ヨハン・クライフやタボ・ムベキと共に、FIFA功労賞を受賞する栄誉に与っています。これは彼の長年にわたるサッカーに対する貢献を称えるものです。

引退後の活動

サッカー選手を引退した後、サムナーはテレビジョン・ニュージーランドでの司会者として新たなキャリアを歩み始め、またウェリントン・フェニックスFCの理事に就任するなど、サッカー界に引き続き貢献していきました。

名誉と称賛

彼のキャリアにおいて、プレイヤー・オブ・ザ・イヤーやゴールデン・ブーツを1983年に受賞し続くサッカーの歴史に名前を刻みました。クラブレベルでは、クライストチャーチ・ユナイテッドで国内リーグを何度も制覇し、マヌレワやギズボーン・シティでもタイトルを獲得するなど、多方面での成功を収めています。

サムナーは、ニュージーランドサッカー界において非常に影響力のある選手であり、彼の業績は今も多くの人々に記憶されています。

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