ステファン・イシザキ

ステファン・ダイスケ・イシザキ

ステファン・ダイスケ・イシザキ（Stefan Daisuke Ishizaki, 1982年5月15日 - ）は、スウェーデン・ストックホルム出身のプロサッカー選手です。ポジションは主にミッドフィールダーで、アルスヴェンスカン（スウェーデン1部リーグ）のIFエルフスボリに所属しています。彼は日系2世であり、そのルーツは彼のキャリアにも影響を与えています。

クラブ経歴

スウェーデンでの初期

イシザキは、サッカー選手である日本人の父とスウェーデン人の母の間に生まれました。1987年にユールゴーデンIFの下部組織でサッカーキャリアをスタートさせ、翌年にはルグスヴェズIFへ移籍。ルグスヴェズでは、各カテゴリーを経て16歳の時にスウェーデン6部リーグでプレーしました。当時、チームメイトには後にAIKソルナでも同僚となるベンジャミン・キベベがいました。

1999年、リカルド・ノルリングとスチュアート・バクスターという指導陣に惹かれ、ストックホルムを代表する名門クラブ、AIKソルナと契約。同年3月にはスウェーデンカップでデビューを果たし、5月には決勝で途中出場し優勝を経験。16歳364日という若さでカップ戦最年少受賞記録を更新しました。

2000年4月にはリーグデビューを飾り、すぐにレギュラーの座を獲得。7月には初得点と2アシストを記録する活躍を見せました。2001年には怪我に苦しむ時期もありましたが、2002年には完全に復帰し、チームの中心選手として活躍しました。

国外での挑戦

2003年12月、イシザキはイタリア2部のジェノアCFCへレンタル移籍しますが、出場機会を得られず、完全移籍とはなりませんでした。2004年6月にはAIKソルナへ復帰。チームは2部降格の危機に瀕していましたが、イシザキは4得点を挙げる活躍を見せました。しかし、チームの降格を防ぐことはできず、彼はノルウェー1部のヴォレレンガ・フォトバルへ移籍しました。ヴォレレンガでは、ローゼンボリBKの連覇を阻止し、1984年以来となるリーグ優勝に大きく貢献しました。

スウェーデンへの復帰

2006年、イシザキはIFエルフスボリと4年契約を結び、母国スウェーデンへ復帰。すぐにチームの中心選手として活躍し、加入初年度にリーグ優勝を果たしました。翌シーズンにはリーグ戦で8得点を記録し、ロイヤルリーグでも準決勝進出に貢献しました。その後もチームの主力として活躍し、2010年には契約を2014年まで延長しました。度重なる怪我に苦しみながらも、高い得点率を維持し、チームに貢献し続けました。

2014年には、アメリカMLSのロサンゼルス・ギャラクシーへ移籍。

2015年7月10日、AIKソルナに復帰しました。

2017年12月12日、IFエルフスボリに復帰しました。

代表経歴

イシザキは、スウェーデン代表としてもU-21代表として2001年にデビュー。U-21代表では中心選手として活躍し、UEFA U-21欧州選手権2004では4位入賞に貢献しました。

タイトル

AIKソルナ

スウェーデンカップ: 1999

ヴォレレンガ・フォトバル

エリテセリエン（ノルウェー1部リーグ）: 2005

IFエルフスボリ

アルスヴェンスカン: 2006, 2012
スウェーデン・スーパーカップ: 2007

ステファン・ダイスケ・イシザキは、そのキャリアを通じて、スウェーデン国内外の複数のクラブで重要な役割を果たし、数々のタイトルを獲得してきました。彼の多才なプレースタイルと経験は、これからも多くのチームに貢献していくことでしょう。

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