ステファン・セセニョン

ステファヌ・セセニョン：ベナンが生んだ才能あふれるサッカー選手

ステファヌ・セセニョン（Stéphane Sessegnon）は、1984年6月1日生まれ、ベナン共和国出身のプロサッカー選手です。現在はゲンチレルビルリイSKに所属し、主にミッドフィールダーとして活躍しています。ライアン・セセニョン、スティーヴン・セセニョンはいとこにあたります。

デビューからフランス移籍

セセニョンは、ベナン・プレミアリーグのRequins de l'Atlantique FCでキャリアをスタートさせました。コトヌーを拠点とするこのクラブで1年間プレーした後、フランス2部リーグ（リーグ・ドゥ）のUSクレテイユ＝リュシタノへ移籍。

チームにはすぐに馴染み、2004-05シーズンのスタッド・ランス戦でデビュー。2005年1月にはFCグーニョン戦で初ゴールを含む2得点を記録しました。この活躍で、USクレテイユ＝リュシタノを降格の危機から救い、注目を集めます。翌2005-06シーズンには、クラブ史上最高の8位でシーズンを終え、セセニョン自身も33試合に出場し5得点を挙げるなど、好調を維持しました。USクレテイユ＝リュシタノでは2シーズンで68試合に出場し、10得点を記録しています。

ル・マンUCでの飛躍

2006年5月19日、セセニョンはフランス1部リーグ（リーグ・アン）のル・マンUCと3年契約を締結。トロワAC戦でリーグデビューを果たし、その後も着実に試合出場を重ねます。CSスダン・アルデンヌ戦では退場処分を受けるも、スタッド・レンヌ戦でリーグ初得点を記録。その後はチームに欠かせない存在として、ポジションを確立しました。

2007-08シーズンには、右サイドのアタッカーとして起用され、新たな才能を開花させます。オリンピック・リヨン戦での2得点や、ヴァランシエンヌFC戦での決勝点など、重要な試合で結果を残しました。クープ・ドゥ・ラ・リーグでは準決勝に進出するも、延長戦の末に惜しくも敗退。

パリ・サンジェルマンFCへの移籍

ル・マンUCでの活躍が認められ、アーセナルFCやニューカッスル・ユナイテッドFCといった強豪クラブも獲得に関心を示す中、2008年、セセニョンはパリ・サンジェルマンFC（PSG）と4年契約を結びました。背番号は10。移籍金は800万ユーロから1000万ユーロと推定されています。

PSGでは、加入後すぐにその才能を発揮し、FCジロンダン・ボルドーとの開幕戦でデビューを飾ると、次の試合で初得点を記録。AJオセール戦では2得点を挙げ、チームを勝利に導きました。この活躍が評価され、12月には月間最優秀選手賞を受賞しています。

2008-09シーズンのUEFAカップでは9試合に出場し、FCトゥウェンテ戦でゴールを決めました。クロード・マケレレ、ジェレミー・クレマンとのトリオは、チームをリーグ上位に押し上げる原動力となりました。最終的にリーグ戦は6位で終えましたが、クープ・ドゥ・ラ・リーグでは準決勝、UEFAカップではベスト8に進出。セセニョン自身も49試合に出場し、8得点11アシストを記録するなど、目覚ましい活躍を見せました。リーグの最優秀選手賞とクラブの最優秀選手賞にもノミネートされています。

シーズン終了後には、チェルシーFC、リヴァプールFC、アーセナルFC、エヴァートンFC、マンチェスター・シティFCといった多くのクラブがセセニョンの獲得に関心を示しましたが、2009年6月、セセニョンはPSGとの契約を延長し、大幅な昇給を勝ち取りました。

ベナン代表としての貢献

セセニョンは、2004年6月6日のドイツワールドカップ予選カメルーン戦でベナン代表デビューを果たしました。同年9月4日のワールドカップ予選エジプト戦で代表初得点を記録。予選では中心選手として活躍しましたが、ベナン代表は本大会出場を逃しました。2008年にはアフリカネイションズカップにベナン代表の一員として参加しています。

個人成績

（2011年9月3日時点の情報）

セセニョンは、その卓越した技術と戦術眼で、これまで数々のクラブや代表で重要な役割を果たしてきました。今後の更なる活躍が期待されています。

外部リンク

Stéphane Sessègnon – French League Stats at LFP.fr （フランス語）

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