ステファン・マリノヴィッチ

ステファン・トーン・マリノヴィッチは、ニュージーランドのオークランド出身のプロサッカー選手です。ポジションはゴールキーパーで、現在はイスラエルのハポエル・テルアビブFCに所属しています。また、ニュージーランド代表としても国際試合で活躍しています。

経歴

マリノヴィッチは、オークランドの名門校キングス・カレッジでその才能を開花させました。2005年には15歳以下の大会で優勝を飾り、2008年にはニュージーランドU-19代表に選出されるなど、早くからその才能は注目を集めていました。

その後、エヴァートンFC、FCチューリッヒ、シャルケ04といったヨーロッパの強豪クラブのトライアルにも参加しましたが、契約には至りませんでした。しかし、ドイツのSVヴェーエンと契約を結び、プロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせました。

2013年にはFCイスマニン、そして名門1860ミュンヘンのセカンドチームに所属しましたが、出場機会は限られていました。しかし、2014年にSpVggウンターハヒンクに移籍すると、その才能は一気に開花し、主力選手として活躍しました。

2017年6月21日には、メジャーリーグサッカー（MLS）のバンクーバー・ホワイトキャップスに移籍し、北米でのプレーを経験しました。2018年2月11日には、パシフィック・リム・カップの決勝戦で北海道コンサドーレ札幌と対戦し、前半のみの出場となりました。試合は後半に都倉賢選手の決勝点により、チームは惜しくも敗れました。

代表経歴

マリノヴィッチは、2015年3月8日に韓国代表との親善試合で、ニュージーランドA代表に初招集されました。同年3月31日には代表デビューを果たし、李在成選手のPKを阻止するなど、その実力を示しました。

2017年10月6日には、日本代表との親善試合のために来日し、先発出場しました。試合では好セーブを連発しましたが、試合終了間際に倉田秋選手に勝ち越しゴールを許し、チームは2-1で敗れました。

マリノヴィッチは、その長身と高い反射神経を活かしたセービング技術に加え、落ち着いた判断力でチームを支える、ニュージーランドを代表するゴールキーパーの一人です。数々のクラブでの経験を経て、さらなる成長が期待されています。

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