ストーカー (護衛空母)

ハムリン (USS Hamlin, AVG/ACV/CVE-15)

ハムリンは、アメリカ海軍の護衛空母であり、ボーグ級に分類される艦船です。艦の起工は1941年10月6日、カリフォルニア州サンフランシスコにあるウェスタン・パイプ＆スチール社で行われました。進水は1942年3月5日で、ウィリアム・H・シェア夫人がその際のスポンサーを務めました。

1942年の中頃には、ハムリンは補助空母としての艦種に変更され、ACV-15という番号が付けられました。同年12月21日にはレンドリース法に基づき、イギリス海軍へ移管されることとなりました。その後、1943年7月15日には再び艦種変更され、CVE-15（護衛空母）となり、同時にストーカー（HMS Stalker, D91）と改名されました。

ストーカーはニューヨークへ向かう途中、1943年2月27日に到着、以降はカサブランカまで航空機の輸送任務を遂行しました。その後、イギリスへと移動し、チャタム工廠にてイギリス海軍用に改修が行われました。1943年9月にはV部隊に所属し、サレルノ上陸作戦（アヴァランチ作戦）に参加。1944年8月には第88.2任務群の一員として、フランス南部への上陸作戦（ドラグーン作戦）にも関与しました。

以後、ストーカーはエーゲ海へと展開し、9月から10月にかけては船舶攻撃等の作戦に従事しました。1945年2月になると、ストーカーは東インド艦隊に配属されました。同年6月にはマレー半島南部において、バルサム作戦に参加。そこで護衛空母ケディーヴやアミールと共に活動し、作戦中の6月20日には搭載機がスマトラ島のメダンを含む飛行場の攻撃を実施しました。

戦後の1945年12月29日にストーカーはアメリカに返還されましたが、1946年3月20日には除籍され、アラバマ州モービルのウォーターマン・スチームシップ社に売却されました。その後、1947年8月にはオランダに転売され、Riouwと改名されました。この艦はその後1968年にLobitoと再改名され、1975年には台湾でスクラップとして処分される運命を迎えました。

参考文献

• - David Hobbs, Royal Navy Escort Carriers, Maritime Books, 2003, ISBN 0907771998
• - John Winton, The Forgotten Fleet, Coward-McCann, 1969

関連項目

• - イギリス海軍護衛空母一覧
• - アメリカ海軍護衛空母一覧

外部リンク

• - navsource.org

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