ストーンステッパー

ストーンステッパー (Stone Stepper)

ストーンステッパーは、日本の競走馬であり、誘導馬としても知られています。彼は1993年5月9日に生まれ、競走馬としての活躍を経て引退後は中京競馬場で誘導馬として活躍しました。主な勝ち鞍には、1996年の根岸ステークス、1997年のガーネットステークス、そして群馬記念があります。

初期の戦歴

ストーンステッパーは、1995年に中京競馬場でデビューし、その初戦を圧倒的な強さで勝利しました。さらに2戦目でもレコードタイムを出して勝利を収め、将来に大きな期待がかかりました。しかし、年明けのシンザン記念では2番人気に推されたものの、結果は11着と惨敗。この敗北を受けて、一旦の放牧を挟み、再び芝のレースに挑戦しましたが、思うような結果を残せず、ダート路線に専念することとなりました。

新たな道へ

秋になると、ストーンステッパーは準オープンやオープン特別を連勝し、着実に力を付けていきました。そして1996年の根岸ステークスでは1番人気に応え、直線では中位から抜け出して快勝を飾り、重賞初制覇を達成しました。1997年にはガーネットステークスも1番人気で制し、四連勝の成果を上げました。この年には、GIに昇格したフェブラリーステークスへの出走権を得ることとなります。

フェブラリーステークス

迎えたフェブラリーステークスでは、距離の延長や相手陣営の強化といった不安要素がありつつも、やはり1番人気の支持を受けました。主戦騎手の熊沢重文は、6年ぶりのGI制覇への期待を背負い、先行策から逃げ切りを図るも、最後にはシンコウウインディにクビ差で交わされ、GIタイトル獲得には至りませんでした。

復帰後と引退

その後、ストーンステッパーは中央・地方のダート重賞を転戦し続けましたが、1998年3月の黒船賞で3着となった後、骨折が確認され、復帰後は地方競馬での入着が主な成績となってしまいました。2000年7月には現役を引退し、競馬界を後にしました。

誘導馬としての活躍

引退後のストーンステッパーは2001年5月から2007年2月まで、中京競馬場で誘導馬として活躍しました。在籍期間中、彼は多くのファンに愛され、その存在は競馬場の雰囲気を一層盛り上げるものでした。

血統

ストーンステッパーの父はCrafty Prospectorであり、アメリカで10戦7勝の実績がありますが、重賞の勝ちはありません。それでも、彼の産駒からはアグネスデジタルやDevious Courseといった優秀な競走馬が育っています。ストーンステッパーの母系には、Lady's Secretやビリーヴなどの有名な活躍馬が名を連ねており、その血統は非常に魅力的です。

彼の10代母であるOur Lassieは、1903年のエプソムオークスの勝ち馬であり、ストーンステッパーの背景には、競馬史に名を刻む血統が存在していることが伺えます。

もう一度検索