スノウ・パトロール
スノウ・パトロール（Snow Patrol）は、スコットランドのグラスゴーを拠点に活動する、北アイルランド人とスコットランド人の混成ロックバンドです。
1994年、ダンディー大学の学生だったメンバーが出会い、意気投合してバンドを結成しました。当初のバンド名はポーラー・ベアーでしたが、すでに同名のバンドが存在していたため、現在のスノウ・パトロールに改名しました。
1998年にファーストアルバム『Songs For Polar Bears』、2001年にセカンドアルバム『When It's All Over We Still Have To Clear Up』をリリースしましたが、当時はインディーズレーベルに所属するマイナーなバンドであり、大きな注目を集めることはありませんでした。アルバム、シングルともにチャート100位以下という状況でした。
転機が訪れたのは2003年。ポリドール・レコードに移籍し、メジャーデビューアルバムとなる『ファイナル・ストロー』をリリースしました。このアルバムは全英チャートで3位にランクインし、収録曲の「Run」はラジオで頻繁にオンエアされ、各方面から絶賛されました。その結果、『ファイナル・ストロー』はイギリスで150万枚、アメリカで50万枚を超える大ヒットを記録しました。
2005年3月、結成時からのメンバーだったベーシストのマーク・マクレランドが、他のメンバーとの人間関係の悪化を理由に解雇され脱退。後任としてポール・ウィルソンが加入しました。同年4月には、サポートメンバーとして長年活動してきたキーボーディストのトム・シンプソンが正式に加入し、5人編成となりました。この年、スノウ・パトロールはU2のヨーロッパツアーで前座を務めたほか、LIVE 8にも出演し、その名を広めました。
2006年5月、通算4枚目のアルバム『アイズ・オープン』をリリース。念願の全英チャート1位を獲得しました。さらに、セカンドシングル「Chasing Cars」が、アメリカの人気テレビドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』で使用されたことがきっかけで、ビルボードチャートで最高5位にランクインしました（日本ではフジテレビ『テラスハウス』のエンディング曲として使用されました）。イギリス出身のバンドが同チャートのトップ5入りを果たしたのは、1993年にデュラン・デュランが「Ordinary World」で3位に入って以来、13年ぶりの快挙となり、スノウ・パトロールはアメリカでの本格的な成功を収めました。この曲はオーストラリアとシンガポールのチャート、そしてアメリカのiTunes Storeダウンロードチャートでも1位を獲得しています。
2007年には、映画『スパイダーマン3』に「Signal Fire」を提供。同年7月7日には、ライブ・アース・ロンドン会場に出演し、翌日にはT in the Parkでもヘッドライナーを務めました。
2023年9月、ドラマーのジョニー・クインとベーシストのポール・ウィルソンの脱退が発表されました。
現メンバー
ギャリー・ライトボディ（Gary Lightbody）- ボーカル、ギター
ネイサン・コノリー（Nathan Connolly）- ギター、コーラス
ジョニー・マクデイド（Johnny McDaid）- キーボード、ギター、コーラス
旧メンバー
マーク・マクレランド（Mark McClelland）- ベース、キーボード、ピアノ
マイケル・モリソン（Michael Morrison）- ドラム
トム・シンプソン（Tom Simpson）- キーボード、ピアノ、サンプリング
ポール・ウィルソン（Paul Wilson）- ベース、コーラス
ジョニー・クイン（Jonny Quinn）- ドラムス
スタジオ・アルバム
Songs For Polar Bears (1998年)
When It's All Over We Still Have To Clear Up (2001年)
『ファイナル・ストロー』 - Final Straw (2004年)
『アイズ・オープン』 - Eyes Open (2006年)
『ア・ハンドレッド・ミリオン・サンズ』 - Hundred Million Suns (2008年)
『フォールン・エンパイアズ』 - Fallen Empires (2011年)
Wildness (2018年)
The Forest Is the Path (2024年)
コンピレーション・アルバム
『アップ・トゥ・ナウ』 - Up to Now (2009年)
Greatest Hits (2013年)
Reworked (2019年)
公式ウェブサイト（英語）
公式ブログ
Blog Downloads
来歴
1994年、ダンディー大学の学生だったメンバーが出会い、意気投合してバンドを結成しました。当初のバンド名はポーラー・ベアーでしたが、すでに同名のバンドが存在していたため、現在のスノウ・パトロールに改名しました。
1998年にファーストアルバム『Songs For Polar Bears』、2001年にセカンドアルバム『When It's All Over We Still Have To Clear Up』をリリースしましたが、当時はインディーズレーベルに所属するマイナーなバンドであり、大きな注目を集めることはありませんでした。アルバム、シングルともにチャート100位以下という状況でした。
転機が訪れたのは2003年。ポリドール・レコードに移籍し、メジャーデビューアルバムとなる『ファイナル・ストロー』をリリースしました。このアルバムは全英チャートで3位にランクインし、収録曲の「Run」はラジオで頻繁にオンエアされ、各方面から絶賛されました。その結果、『ファイナル・ストロー』はイギリスで150万枚、アメリカで50万枚を超える大ヒットを記録しました。
2005年3月、結成時からのメンバーだったベーシストのマーク・マクレランドが、他のメンバーとの人間関係の悪化を理由に解雇され脱退。後任としてポール・ウィルソンが加入しました。同年4月には、サポートメンバーとして長年活動してきたキーボーディストのトム・シンプソンが正式に加入し、5人編成となりました。この年、スノウ・パトロールはU2のヨーロッパツアーで前座を務めたほか、LIVE 8にも出演し、その名を広めました。
2006年5月、通算4枚目のアルバム『アイズ・オープン』をリリース。念願の全英チャート1位を獲得しました。さらに、セカンドシングル「Chasing Cars」が、アメリカの人気テレビドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』で使用されたことがきっかけで、ビルボードチャートで最高5位にランクインしました（日本ではフジテレビ『テラスハウス』のエンディング曲として使用されました）。イギリス出身のバンドが同チャートのトップ5入りを果たしたのは、1993年にデュラン・デュランが「Ordinary World」で3位に入って以来、13年ぶりの快挙となり、スノウ・パトロールはアメリカでの本格的な成功を収めました。この曲はオーストラリアとシンガポールのチャート、そしてアメリカのiTunes Storeダウンロードチャートでも1位を獲得しています。
2007年には、映画『スパイダーマン3』に「Signal Fire」を提供。同年7月7日には、ライブ・アース・ロンドン会場に出演し、翌日にはT in the Parkでもヘッドライナーを務めました。
2023年9月、ドラマーのジョニー・クインとベーシストのポール・ウィルソンの脱退が発表されました。
メンバー
現メンバー
ギャリー・ライトボディ（Gary Lightbody）- ボーカル、ギター
ネイサン・コノリー（Nathan Connolly）- ギター、コーラス
ジョニー・マクデイド（Johnny McDaid）- キーボード、ギター、コーラス
旧メンバー
マーク・マクレランド（Mark McClelland）- ベース、キーボード、ピアノ
マイケル・モリソン（Michael Morrison）- ドラム
トム・シンプソン（Tom Simpson）- キーボード、ピアノ、サンプリング
ポール・ウィルソン（Paul Wilson）- ベース、コーラス
ジョニー・クイン（Jonny Quinn）- ドラムス
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
Songs For Polar Bears (1998年)
When It's All Over We Still Have To Clear Up (2001年)
『ファイナル・ストロー』 - Final Straw (2004年)
『アイズ・オープン』 - Eyes Open (2006年)
『ア・ハンドレッド・ミリオン・サンズ』 - Hundred Million Suns (2008年)
『フォールン・エンパイアズ』 - Fallen Empires (2011年)
Wildness (2018年)
The Forest Is the Path (2024年)
コンピレーション・アルバム
『アップ・トゥ・ナウ』 - Up to Now (2009年)
Greatest Hits (2013年)
Reworked (2019年)
外部リンク
公式ウェブサイト（英語）
公式ブログ
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