スバル・レックス

スバル・レックス（SUBARU REX）

スバル・レックスは、富士重工業（後のSUBARU）が1972年から1992年にかけて販売していた軽自動車です。その後、2022年に小型クロスオーバーSUVとしてこの車名が復活しました。レックスは、軽自動車の中で一定の人気を保持しつついくつかの世代を経て、今もなおその名が引き継がれています。

初代レックス（1972年 - 1981年）

初代は1972年に登場し、富士重工業の軽自動車ラインナップに新しい風をもたらしました。オープニングモデルとしては、リアエンジン・後輪駆動(RR)の構造を持ち、当初は2ドアセダンのみの展開が行われました。エンジンは水冷2サイクルエンジンを2種設定し、居住空間のスポーティーなデザインが特徴でしたが、実際には後席に関する問題が懸念されることもありました。

1973年には4ドアセダンモデルが追加され、1974年以降のマイナーチェンジでは商業車両としてのバンやワゴンも登場しました。このモデルは特に軽自動車規格の改正に応じたエンジン強化や機能改善が行われ、多くの改良を経て1992年の生産終了まで運営されました。

2代目レックス（1981年 - 1986年）

[1981年]]に登場した2代目は、駆動方式をフロントエンジン・[[前輪駆動]に変更し、室内空間の広さを確保しました。キャッチコピーは「ザ・ビッグミニ」とされ、当時の野球選手がCMキャラクターに起用されるなど、テレビ等の宣伝に力を入れました。

このモデルからは通販モデル「ディノス・レックス」も登場し、1987年にはフルタイム4WDシステムを採用するモデルも追加されました。特にターボモデルは軽自動車界において大きな注目を集め、様々な改良をもたらしました。

3代目レックス（1986年 - 1992年）

3代目モデルは、1986年に発売された際に「キャーな乗りもの」というキャッチコピーで親しまれることになりました。エンジンの改良や、居住空間の拡張が図られ、特にオートクラッチの進化が注目されました。このモデルでは、新たにスーパーチャージャー付きエンジンを登場させるなど、多様なニーズに応える形で進化を続けました。

1992年には新しい後継車、ヴィヴィオの登場があったものの、スバル・レックスはその生産終了までに190万台以上の生産を誇るヒットモデルとなりました。

4代目レックス（2022年 - 現在）

長い歴史を経て、2022年には新たに小型クロスオーバーSUVとしてレックスが復活しました。このモデルはダイハツのロッキーをベースにしたもので、1.2Lガソリンエンジンを搭載し、排出ガスや燃費基準を満たすコンパクトSUVとなっています。特に安全機能の向上や先進技術を取り入れた部分が顕著で、軽自動車時代には見られなかったさまざまな機能が追加されました。

外観はシンプルでダイナミックなデザインを特徴とし、車名の

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