スパイダーマンのテーマ

「スパイダーマンのテーマ」(Spider-Man Theme) は、1967年にアメリカで放送されたアニメ『スパイダーマン』のオープニングを飾った楽曲です。ポール・フランシス・ウェブスターとロバート・ハリスによって作曲され、「テーマ・フロム・スパイダーマン」(Theme from Spider-Man) とも呼ばれています。

このテーマ曲は、ビリー・ヴァン・シンガーズとローリー・ボウワーによる合唱が特徴的で、そのキャッチーなメロディーは、世代を超えて多くの人々に親しまれてきました。

1995年には、パンクロックバンド、ラモーンズがこの曲をカバーし、アニメ主題歌のカバーアルバム『サタデー・モーニング〜アニメ・テーマ・グレイテスト・ヒッツ』に収録されました。また、日本で放送された際には日本語版のカバーも制作され、2017年のオムニバスアルバム『チンパン探偵ムッシュバラバラ 〜外国TV映画 日本語版主題歌<オリジナル・サントラ>コレクション VOL.2』に収録されています。

さらに、2025年1月には、この主題歌のリミックス版が「スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド」のオープニングとして使用される予定であり、その人気は衰えることを知りません。

映画での使用

「スパイダーマンのテーマ」は、実写映画版でも様々な形で使用されています。

2002年と2004年に公開された映画『スパイダーマン』では、大道芸人がこの曲を歌うシーンが登場し、第1作ではオリジナル音源とエアロスミスによるカバーバージョンがサウンドトラックに収録されました。特に、エンドクレジットの最後にはオリジナル音源が使用され、ファンを喜ばせました。

第2作では、マイケル・ブーブレによるカバーバージョンが主題歌として使用されました。このブーブレ版は、サウンドトラックには収録されませんでしたが、彼のアルバム『Babalu』に収録され、2004年にはシングルカットもされました。

2014年の『アメイジング・スパイダーマン2』では、主人公ピーター・パーカーが口笛でこのテーマ曲を吹くシーンがあり、2017年の『スパイダーマン:ホームカミング』では、オープニングのBGMに採用されました。

2018年の『スパイダーマン:スパイダーバース』では、ピーター・パーカーが最初の解説で「アニメの主題歌は最高！」と言うシーンや、エンディング後のエピローグ（スパイダーマン2099がアース67のスパイダーマンに会うシーン）でオリジナル音源が使用されました。

ゲームでの使用

「スパイダーマンのテーマ」は、ゲームにも使用されています。Apollo 440がリミックスした楽曲が、タイトル画面やクレジットで使用され、メインメニューではインストゥルメンタルバージョンが再生されます。

マイケル・ブーブレ版の収録曲

マイケル・ブーブレ版には、以下のリミックスバージョンも存在します。

"Spider-Man" Theme (Junkie XL Remix)"
"Sway (Junkie XL Remix)"
"Sway (The Passengerz European Mixshow)"
"Sway (Ralphi's Salsation Edit)"
"Sway (Ralphi's Salsation Vox Mix)"
"Sway (Ralphi's Dark Rhumba Dub)"

これらのリミックス版は、ブーブレ版の「Sway」を基に制作されており、「Sway」はラテン音楽『キエン・セラ』に英語歌詞を乗せたものです。

このように、「スパイダーマンのテーマ」は、アニメ、映画、ゲームと様々なメディアで使用され、世代を超えて愛され続けている名曲です。

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