『スフィア』は、
バリー・レヴィンソン監督が手掛けた1998年のアメリカ
SF[[映画]]です。
マイケル・クライトンの小説『スフィア -球体-』を原作とし、深海に現れた謎の球体をめぐる物語が展開されます。
物語は、心理学者のノーマン博士が、政府の緊急要請で太平洋上の海底基地に派遣されるところから始まります。そこには、300年前に沈没したとされる異星人の宇宙船が存在しており、ノーマン博士は、数学者や生化学者らと共に調査チームを編成します。海底基地に到着した彼らは、宇宙船内部で巨大な黄金の球体を発見します。
この宇宙船は、未来のアメリカの宇宙船であり、事故によって過去にタイムスリップしてきたことが判明します。さらに、球体には未知の力が宿っていることが示唆されます。しかし、海上では巨大なサイクロンが発生し、基地は外部との連絡を絶たれてしまいます。ハリー博士が球体に接触し中に入ってしまったため、ノーマン博士が救出に向かいます。救出後、基地内では不可解な現象が次々と発生します。クラゲによる襲撃事件、異星人を名乗る存在とのコンタクト、そして巨大なイカによる襲撃など、パニックが広がり、一人、また一人と犠牲者が増えていきます。
最終的に、ノーマン、ハリー、ベスの3人は、球体に入った者が想像したことを現実化させる力を持っていることに気づきます。彼らは自分たちが恐怖やパニックから悪いことばかりを想像してしまったことを後悔し、残された力を使い、球体の記憶を消すことを誓います。その結果、球体は役割を終えたかのように空へ消えていきます。
キャスト
ノーマン・グッドマン博士:ダスティン・ホフマン(日本語吹替:佐々木勝彦)
エリザベス・"ベス"・ハルパリン博士:
シャロン・ストーン(日本語吹替:
高島雅羅)
ハリー・アダムズ博士:サミュエル・L・ジャクソン(日本語吹替:立木文彦)
ハロルド・C・バーンズ大佐:ピーター・コヨーテ(日本語吹替:
阪脩)
テッド・フィールディング博士:リーヴ・シュレイバー(日本語吹替:堀内賢雄)
アリス・"ティーニー"・フレッチャー:クィーン・ラティファ(日本語吹替:
喜田あゆ美)
ジェーン・エドマンズ:マーガ・ゴメス(日本語吹替:沢海陽子)
本作は、カイル・クーパーがタイトルデザインを担当しました。
作品の評価
批評家からの評価は高くなく、Rotten Tomatoesでは、51件のレビューのうち肯定的な評価は12%にとどまり、平均点は10点満点中3.95点です。Metacriticでは、21件のレビューのうち、肯定的な評価はなく、平均点は100点満点中35点となっています。
外部リンク
スフィア - allcinema
スフィア - KINENOTE
Sphere - オールムービー(
英語)
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Sphere - IMDb(
英語)