スプリングフィールド・アーモリー

スプリングフィールド・アーモリーについて

スプリングフィールド・アーモリーは、1974年に設立されたアメリカの銃器メーカーです。この会社は、1968年に閉鎖されたスプリングフィールド国営造兵廠のブランド名を受け継ぎ、その製品ラインナップを民間向けに供給しています。ただし、会社自体はブランド名のみを買収したものであり、製造設備や人員は前身とは異なる、イリノイ州のメーカーがその役割を担っています。

歴史

スプリングフィールド・アーモリーの歴史は、ロバート・リーズが1968年に閉鎖された「スプリングフィールド・アーモリー」のブランド名を買収したことから始まります。彼はその後、新たな民間企業としてスプリングフィールド・アーモリーを設立しました。1980年には、ロバート・リーズの息子であるデニス・リーズとトム・リーズに経営が引き継がれました。

設立当初、同社はM14の民間モデルであるM1Aを中心に生産を行っていました。特に、M1911A1の高品質なコピーを製造することで知られており、その精度の高さから、自社製カスタムモデルだけでなく、ガン・スミスによるカスタムのベースとしても広く使用されています。

近年では、クロアチアのHS Produkt社から製造権を取得したHS2000というポリマーフレームハンドガンを、XDシリーズとしてブランド展開（後に自社生産に移行）し、売上を大きく伸ばしています。

代表的な製品

スプリングフィールド・アーモリーは、様々な銃器を製造していますが、特にハンドガンとライフルに定評があります。

ハンドガン

M1911A1シリーズ
GI.45
トロフィーマスター
ミル-スペック
ローデェンド
ナストフ.45
ツインコンプ
オメガ（ペーター・シュタール製のスライドキットにマグナポートを追加したカスタムモデル）
センチメーターマスター(ポール・リーベンブゥーグによるカスタムモデル)
オペレーター
TRP
EMP
FBIスペシャル・ビューローモデル
M1911A2 S.A.S.S.(44マグナム弾対応のシングルショットモデル)
その他
P9（Cz75のコピーモデル）
ファイアキャット（アストラA75のOEMモデル）
XDシリーズ

ライフル

M1ガーランド
M14
M1A
ヘリオン

スプリングフィールド・アーモリーは、伝統的なデザインを受け継ぎつつ、最新技術を取り入れた銃器を製造することで、多くの銃器ファンから支持されています。特にM1911シリーズは、多くのカスタムモデルを生み出すベースとしても利用され、その多様なラインナップは多くのユーザーを魅了し続けています。

外部リンク

* Springfield Armory - 公式サイト

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