スペクトラム SUPER REMIX 1991

『スペクトラム SUPER REMIX 1991』は、1991年2月21日にリリースされたリミックスアルバムです。スペクトラムのオリジナルアルバム全6タイトルがCD化されたことを記念して発売されました。このアルバムの特徴は、元メンバーの吉田俊之氏を中心とするメンバー自身がリミックスを手がけている点です。単なる既存音源の再編集ではなく、新録音も含む徹底的なリミックスが施され、楽曲に新たな息吹を吹き込んでいます。

このアルバムのために制作されたプロモーションビデオも存在し、その映像は2004年発売のDVD『SPECTRUM LIVE TIME BREAK -SPECTRUM 2004-』に収録されています。

収録曲は以下の通りで、各曲にリミックスの特徴が見られます。

In the Space (Super Remix)
アルバムバージョンをベースにリミックスされています。特に、間奏のブラスセクションはアルバムバージョンとシングルバージョンの両方をミックスして使用しており、聴きごたえのあるアレンジとなっています。

トマト・イッパツ (Live Power Mix)
ライブ音源をベースにしたリミックスです。間奏部分には、「侍S」「ミーチャン Going to the Hoikuen」「あがき」「モーション」といった他の楽曲の音源がミックスされており、ライブ感あふれる迫力のある仕上がりになっています。

夜明け（アルバ） (Dancing Mix)
当時CD化されていなかったシングルバージョンをベースにリミックスされています。このリミックスにより、シングルバージョンが新たな形で蘇りました。

F・L・Y (1991 Mix)
イントロ前にサビのア・カペラを挿入するという大胆なアレンジが施されています。原曲とは異なる新鮮な印象を与えるリミックスとなっています。

Sunrise (Hyper Mix)
アルバムバージョンをベースにしつつ、イントロはシングルバージョンに近い形にミックスされています。全体的には原曲よりも短くまとめられており、よりスピーディーな展開が楽しめます。

Act-Show (Super Remix II)
ライブバージョンをベースにリミックスされています。ライブでは省略されていた部分にはスタジオバージョンを繋ぎ合わせることで、楽曲の完成度を高めています。

『スペクトラム SUPER REMIX 1991』は、スペクトラムの楽曲を新たな視点から楽しめる作品です。単なるリミックスに留まらず、各楽曲の魅力を引き出し、新たな音楽体験を提供しています。メンバー自身の手によって丁寧に作り込まれたリミックスは、オリジナルファンはもちろん、初めてスペクトラムを聴く人にもおすすめできる内容です。このアルバムは、スペクトラムの音楽性を再認識し、その魅力を深く知るための絶好の機会となるでしょう。

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