スペンサー・ハワード

スペンサー・リー・ハワード：MLBから楽天への軌跡

スペンサー・リー・ハワードは、1996年7月28日、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンルイスオビスポに生まれました。右投右打の投手として、2017年のMLBドラフト2巡目でフィラデルフィア・フィリーズに入団。プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。

フィリーズ時代とメジャーリーグ挑戦

マイナーリーグでは、傘下の各チームで経験を積み重ねました。ウィリアムズポート・クロスカッターズ、レイクウッド・ブルークロウズ、クリアウォーター・スレッシャーズ、レディング・ファイティン・フィルズと、着実にステップアップ。各チームで先発投手として活躍し、奪三振数を重ねていきました。2019年にはアリゾナ・フォールリーグにも参加、さらにはWBSCプレミア12アメリカ合衆国代表にも選出されました。

2020年、念願のメジャーリーグデビューを果たします。しかし、メジャーでの最初のシーズンは6試合の先発登板で1勝2敗、防御率5.92と苦戦を強いられました。

チームを渡り歩く日々

その後、ハワード選手はテキサス・レンジャーズ、ニューヨーク・ヤンキース、サンフランシスコ・ジャイアンツ、クリーブランド・ガーディアンズと、複数のチームでプレーしました。それぞれのチームでマイナーリーグとメジャーリーグを行き来する日々が続きました。メジャーリーグでは、常に先発ローテーション入りを目指し、持ち前の速球と変化球を武器に投球を続けました。しかし、安定した成績を残すには至らず、各チームで短期契約やDFA(指定打撃)などを経験しました。2024年シーズンはジャイアンツとガーディアンズで計9試合に登板。先発3試合を含むこのシーズンでは1勝2敗、防御率6.21という結果でした。

東北楽天ゴールデンイーグルス入団

2024年12月8日、新たな挑戦の地として、NPBの東北楽天ゴールデンイーグルスへの入団が発表されました。メジャーリーグでの経験を活かし、日本のプロ野球で活躍することを期待されています。

ハワード選手の武器

ハワード選手の最大の武器は、最速98.2mph(約158km/h)を誇る速球です。速球だけでなく、スライダー、カーブ、チェンジアップと多彩な変化球も持ち合わせており、打者を翻弄するピッチングが持ち味です。

今後の展望

メジャーリーグで培った経験と、強力な球威を武器に、楽天での活躍が期待されます。日本の野球文化への適応や、チームメイトとの連携をスムーズに進めることで、楽天イーグルスの先発ローテーションの一角として、チームの勝利に貢献することが期待されています。 ハワード選手の今後の活躍に注目が集まります。

詳細情報

年度別投手成績 (2024年シーズン終了時)
年度別打撃成績 (2024年シーズン終了時)
年度別守備成績 (2021年シーズン終了時)
背番号：48, 31, 36, 56, 54
代表歴：2019 WBSCプレミア12 アメリカ合衆国代表

参照情報

MLB公式HP
ESPN
Baseball-Reference
Fangraphs
The Baseball Cube
Baseball-Reference (Register)
MiLB.com
* 東北楽天ゴールデンイーグルス公式HP

もう一度検索