スペースワールド駅

スペースワールド駅

スペースワールド駅は、福岡県北九州市八幡東区東田二丁目に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）鹿児島本線の駅です。駅番号はJA23です。

歴史

この駅は、鹿児島本線の枝光駅と八幡駅間の経路変更に伴い設置されました。以前、線路は八幡製鐵所の敷地に沿って迂回していましたが、東田地区の再開発計画により最短ルートに変更されました。これにより、枝光 - 八幡間の距離は3.2kmから2.2kmに短縮されました。

1902年、九州鉄道は小倉駅 - 黒崎駅間のルートを、八幡製鐵所を迂回する海沿いのルートに変更しました。その後、1970年代以降、東田地区は遊休地となり、その一部を利用して1990年4月にテーマパーク「スペースワールド」が開園しました。当初、スペースワールドの最寄り駅は枝光駅でしたが、東田地区の再開発に伴い、線路がスペースワールド西側に移設され、1999年7月2日にスペースワールドの最寄り駅として当駅が開業しました。

駅名は公募により「スペースワールド」に決定しました。この駅は、テーマパークへのアクセスだけでなく、再開発地域の拠点としての役割も担っています。スペースワールドのメインゲートに近く、徒歩約5分の距離でした。

2001年には駅前地区で北九州博覧祭2001が開催され、期間中は特急「ソニック」「有明」の一部列車が停車しました。その後も多客期には特急の臨時停車が行われました。

2018年1月1日にスペースワールドは閉園しましたが、JR九州は駅名を変更していません。ただし、同年のダイヤ改正で快速列車の停車はなくなりました。2022年4月28日にはTHE OUTLETS KITAKYUSHUが開業し、再び土休日限定で一部の快速・特急列車が臨時停車しています。

年表

1997年4月18日：駅名が「スペースワールド」に決定。
1998年7月16日：駅建設工事に着手。
1999年7月2日：開業。みどりの窓口営業開始。
2000年6月7日：自動改札機を設置し、供用開始。
2009年3月1日：ICカード「SUGOCA」の利用を開始。
2018年3月17日：快速停車駅から外れる。
2022年3月12日：みどりの窓口の営業時間が短縮（7時30分から19時）。
2022年4月26日：THE OUTLETS KITAKYUSHU開業に伴い、土休日に快速が臨時停車、特急「ソニック」も臨時停車を開始。
2023年10月1日：JR九州直営駅に変更。

駅構造

12両編成対応の島式ホーム2面4線を有する高架駅です。防風対策としてガラスのスクリーンが設置されています。駅舎は煉瓦とスチールで構成され、東田第一高炉をイメージしたデザインです。上り小倉方面の列車は主に3番のりばを使用し、下り博多方面・直方方面の列車は1番のりばに停車します。4番線の内側には貨物線が通っています。

みどりの窓口とSUGOCAが利用可能です。

のりば

のりば	路線	方向	行先
-	-	-	-
1	鹿児島本線	下り	博多・直方方面
3	鹿児島本線	上り	小倉方面
4	鹿児島本線	上り	小倉方面（一部列車）

利用状況

2022年度の1日平均乗車人員は3,219人です。近年の乗車人員は、2001年の北九州博覧祭や2006年以降のイオンモール八幡東の開店により増加しました。

駅周辺

駅周辺は日本製鉄の遊休地を利用した再開発地域で、現代的な街並みが広がっています。北九州高速5号線が近くを通っており、東田第一高炉などの歴史的建造物も存在します。かつてはスペースワールドのジェットコースターの音が聞こえてくる駅でした。

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州）
鹿児島本線
特急「ソニック」臨時停車駅（土休日の11号のみ）
■快速（土休日の一部の列車のみ臨時停車）：戸畑駅 (JA25) - スペースワールド駅 (JA23) - 八幡駅 (JA22)
■区間快速・■普通：枝光駅 (JA24) - スペースワールド駅 (JA23) - 八幡駅 (JA22)

脚注

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

スペースワールド駅（駅情報） - 九州旅客鉄道

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