枝光駅

枝光駅について

枝光駅（えだみつえき）は、福岡県北九州市八幡東区枝光二丁目に所在する、九州旅客鉄道（JR九州）鹿児島本線の駅です。駅番号はJA24です。

歴史

枝光駅は、1908年（明治41年）4月1日に帝国鉄道庁によって開設されました。その後、1944年（昭和19年）6月16日には、北九州空襲により駅舎が大きな被害を受けました。1966年（昭和41年）10月1日には、小倉駅 - 折尾駅間の複々線化に伴い、駅が移転し高架化されました。貨物や荷物の取り扱いも行われていましたが、1984年（昭和59年）2月1日に貨物、1985年（昭和60年）3月14日に荷物の取り扱いが廃止されました。国鉄分割民営化により、1987年（昭和62年）4月1日からは九州旅客鉄道が駅を継承しています。2000年（平成12年）4月28日には自動改札機が導入され、2009年（平成21年）3月1日からはICカード「SUGOCA」が利用可能になりました。2022年（令和4年）3月11日には、みどりの窓口の営業が終了しました。2023年（令和5年）10月1日には、駅体制の見直しにより、JR九州サービスサポートによる業務委託駅から、九州旅客鉄道本体による直営駅へと変更されました。

駅名の由来

駅名は、所在地である八幡東区枝光に由来します。この地名は、仲哀天皇が熊襲征伐の際に、地元の豪族・熊鰐が真榊の枝に剣・玉・鏡の3種の宝物を下げて出迎えた故事から、「枝三つ」が転じて「枝光」となったと伝えられています。

駅構造

枝光駅は、相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。1番のりばには鹿児島本線下り列車、2番のりばには鹿児島本線上り列車が発着します。駅ではSUGOCAを利用できます。

のりば

1980年9月30日以前は快速（初代）停車駅でしたが、翌10月1日に行われた特別快速と快速の統廃合と同時に通過駅となりました。その後、1990年にスペースワールドが開園した際には、スペースワールドへの最寄り駅として位置づけられていました。

利用状況

2020年（令和2年）度の1日平均乗車人員は2,662人です。近年の1日平均乗車人員の推移は、以下の通りです。

2016年度：2,631人
2017年度：2,757人
2018年度：2,750人
2019年度：2,706人
2020年度：2,662人

駅周辺

駅周辺は、古くからの市街地で、住宅や商店が密集しています。駅の西側約150mの場所を鹿児島本線の貨物専用線が、南東約200mの場所には日本製鉄八幡製鐵所鉱滓鉄道（くろがね線）が通っています。また、当駅と八幡駅との間の旧ルートは、急カーブであり、朝に順光となることから、かつてはブルートレイン撮影の名所として知られていました。

主な施設としては、

グッデイ八幡東店
グリーンエクスプレスゴルフクラブ（打ちっ放し練習場）
八幡枝光郵便局
東田温泉シーサイドスパ
北九州市立枝光小学校
北九州市立枝光台中学校
九州国際大学付属中学校・高等学校
福岡県八幡東警察署枝光交番
北九州高速5号線枝光出入口
福岡県道50号八幡戸畑線
コスモス薬品ドラッグストアコスモス八幡枝光店
しまむら八幡枝光店
マルショク山王店
などがあります。

西鉄枝光線枝光駅前停留場（廃止）

鹿児島本線枝光駅の東側には、かつて西日本鉄道北九州線枝光支線（枝光線）の枝光駅前停留場がありました。1923年（大正12年）11月13日に枝光線中央町 - 枝光駅前間の開通に伴い開業しました。枝光線は、枝光駅の前を通る県道50号八幡戸畑線の東側に並行して新設軌道として敷設されており、この停留場も新設軌道上にありました。構造は2面2線で、上り線ホームには待合所が設けられていましたが、駅員の配置はありませんでした。1985年（昭和60年）10月20日の枝光線全廃に伴い、同日付で停留場も廃止されました。

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州）

鹿児島本線
■快速：通過
■区間快速・■普通：戸畑駅 (JA25) - 枝光駅 (JA24) - スペースワールド駅 (JA23)

脚注

記載なし

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

枝光駅（駅情報） - 九州旅客鉄道

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