スポーツ宝島

スポーツ宝島

『スポーツ宝島』（スポーツたからじま）は、1984年4月16日から同年6月25日まで、テレビ朝日系列で放送されたスポーツのバラエティ番組です。この番組は、毎週月曜の20:00から20:54にかけて放送され、日本のスポーツシーンに焦点を当てた内容が展開されました。

番組の概要

この番組では、スポーツにまつわるさまざまな話題を取り扱っており、特に注目を集めた試合やその舞台裏を紹介する「興奮の周辺」というコーナーがありました。このコーナーでは、観客が見逃しがちなプレイや選手の心理、さらには試合結果の影響についても掘り下げていました。

また、地方で活動している選手たちが自身の憧れのスター選手と対面する「アコガレデート」というコーナーも特に人気でした。このセグメントは、才能あるがまだ無名な選手にとって非常に貴重な経験であり、視聴者に感動を与えるものとなりました。

他にも、美人スポーツ選手を紹介するコーナーがあり、視聴者の興味を引くような構成となっていました。特に90年代以降は、スポーツ選手のルックスやキャラクターも注目されるようになり、本番組もその流れの一端を担っていたと言えるでしょう。

視聴率と終了

しかしながら、『スポーツ宝島』は放送期間中、視聴率が平均4%台と低迷し、その結果としてわずか3か月という短命に終わることとなりました。視聴者からは評価されなかった一方で、スポーツ報道の新しい形を模索する試みとしての価値はあったと言えます。終了後は、引き続き同じスポーツ情報番組として『スポーツNOWスペシャル』が約3か月にわたり放送されました。

司会者とミドルネーム

本番組の司会は、いずれも当時テレビ朝日のアナウンサーであった1977年入社の同期3名が担当していました。それぞれの司会者は、特徴を表すミドルネームを持ち、視聴者に親しみやすさを提供していました。具体的には、以下の3名が参加していました：

• - 古舘伊知郎: 「古舘カゲキ伊知郎」として出演。番宣CMでは「チタルフ」と称されていました。
• - 佐々木正洋: 「佐々木トツゲキ正洋」として出演。番宣CMでは「キササ」と名乗っていました。
• - 渡辺宜嗣: 「渡辺マジメ宜嗣」として出演。番宣CMでは「ベタナワ」と言われていました。

それぞれの司会者が個性的なキャラクターを持ち、番組全体に活気を与えていたのが印象的でした。

結論

『スポーツ宝島』は、短期間ながらも日本のスポーツバラエティ番組の一環として、多くの試みを行った番組でした。視聴率は伸び悩んだものの、スポーツを楽しむ様々な要素が詰め込まれており、参加した選手や視聴者にとっても貴重な体験の場となったことでしょう。

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