スポーツ&ニュース (NHK)

スポーツ&ニュース（NHK総合・2006年 - 2007年）

『スポーツ&ニュース』は、2006年4月3日から2007年3月30日までNHK総合テレビで放送された、平日深夜の報道番組です。放送時間は23時30分から23時55分までの25分間でした。

概要・開始の経緯

番組開始の背景には、2006年春のNHK番組改編があります。それまで22時台に放送されていた『NHKニュース10』が終了し、後継番組として『ニュースウオッチ9』が開始されることになりました。これに伴い、深夜0時に放送されていたニュースとスポーツニュース、そして解説番組『あすを読む』の後継番組である『時論公論』を統合し、25分間の番組として放送することになったのです。23時台のニュース番組としては、『NHKニュース11』以来6年ぶりの復活となりました。

海外向けには、NHKワールド・プレミアムでのみ放送され、NHKワールドTVでは放送されませんでした。また、午前0時以降も同じキャスターが引き続きニュースを伝えることもあり、2006年4月以降は、放送日上の1日の最終ニュースが25時に移動しました（10分間の放送、土曜日・日曜日は別の放送時間）。

番組の流れ

番組は、以下の構成で放送されていました。

1. オープニング：タイトルCGの後、キャスターの挨拶で本編がスタートします。
2. スポーツニュース：プロ野球やJリーグをはじめとした、様々なスポーツの結果や話題を伝えます。
3. 東京・品川駅付近の中継映像
4. 主要ニュース・市況：その日の主要なニュースや、為替、株価指標などの市況情報を伝えます。重大なニュースがある場合は、スポーツニュースよりも先に放送されることがありました。
5. 時論公論：NHK解説委員が日替わりで出演し、最新の国内外情勢を詳しく分析します。
6. 気象情報：最後に、気象情報を伝えて番組は終了します。

番組終了後、総合テレビでは各地からのローカルニュースが5分間放送され、NHKワールド・プレミアムでは『経済最前線』が放送されました。

メインキャスター

メインキャスターは、エグゼクティブアナウンサーの工藤三郎が務めました。工藤は、一般ニュース、スポーツ、天気予報を全て兼務していました。プロ野球シーズン中は、プロ野球中継の実況を担当することが多く、出演できない場合は坂梨哲士が代役を務めました。

特記事項

2006年11月15日には、千島列島で発生した地震の報道のため、23時から50分間『NHKニュース』として放送されました。この時のキャスターは末田正雄が務め、『時論公論』は単独番組として24時40分から24時50分の枠で放送されました。

番組の終了とその後

2007年度からは、それまで午前1時から放送されていたニュースを統合し、『きょうのニュース&スポーツ』として生まれ変わりました。キャスターも一新され、新たなスタートを切りました。

『スポーツ&ニュース』の終了時、工藤は特に番組終了の挨拶をすることなく、普段通り「この後はお近くの放送局からお伝えします」と述べ、新番組の予告もありませんでした。エンディングは、スタジオの引きの映像を背景に、画面右下に番組ロゴを表示するだけの簡素なものでした。

その他

2006年12月と2007年3月、7月には、『スポーツ&ニュース』から「&」を抜き取ったタイトルロゴで『スポーツニュース』が放送されることがありました。

関連項目

NHKニュース
NHKニュース11
きょうのニュース&スポーツ（後継番組）
ニュースチェック11
ニュースウオッチ9
ニュース解説
あすを読む
時論公論

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