ニュースチェック11

ニュースチェック11

『ニュースチェック11』は、NHK総合テレビジョンで2016年4月4日から2019年3月29日まで放送されていた報道番組です。前の番組『Sportsプラス』や『NEWS WEB』を引き継ぎ、現役世代を対象にした形式で、国内外のニュースやスポーツの最新情報をコンパクトに届けることを目指しました。特に「知りたいニュース」に深く焦点を当て、視聴者が求める情報を丁寧に解説することを重視していました。

この番組は、「政治」「社会」「経済」「国際」「スポーツ」「科学・文化・トレンド」「地域ニュース」の7つのジャンルから最大35本のニュースを放送する体制を整えており、その日のニュースは番組公式サイトを通じて視聴者に告知されました。また、インターネットやソーシャルメディアとの連携を強化し、視聴者参加型の番組としても機能するように設計されていました。視聴者からのツイートが画面に表示され、特定の投稿が取り上げられる仕組みも取り入れられていました。

番組のセットは、従来のニューススタジオとは異なり、ラジオのDJブースのようなデザインが施されていました。放送は、最初に重大ニュースを扱い、その後に各ジャンルごとのヘッドライン形式で短いニュースを伝える流れになっていました。スポーツや地域ニュース以外のほとんどのニュースは、ナレーションによって紹介され、科学・文化・トレンドコーナーでは最新のトレンドワードの解説も行われました。特に注目すべきテーマについては、青井や長尾、取材記者、有識者を交え、ミニ特集の形式で深掘りしていきました。

2018年度には、番組の放送時間が午後11時10分から午後11時40分に変更され、スタジオセットや番組ロゴが一新されました。この際に、AIアナウンサー『ヨミ子』のコーナーが新設され、視聴者のツイート表示もこのコーナーに特化しました。スポーツニュースの扱いにも変更があり、詳しく伝える試合数が制限されました。

視聴率については、番組開始当初は4%前後だったものの、放送が進むにつれて視聴率は3%台前半へと下降しました。2019年の3月29日に放送を終了し、その後は『ニュースきょう一日』という新しい報道番組が始まりました。この新番組では、青井がキャスターに起用され、視聴者にとって新たな情報源が提供されることとなりました。

番組の放送時間は、平日の夜に行われ、祝日や年末年始には休止となることがありました。同じく、特定のイベントによる臨時休止のケースもありました。テーマ曲は年度ごとに異なり、特に印象的な楽曲が使用されていました。

『ニュースチェック11』は、インターネットやソーシャルメディアを活用した視聴者参加型の報道番組として、多くの人々に影響を与え、情報の受け取り方を新たにする試みを行ったことが評価されています。

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