スマイルカンパニー

株式会社スマイルカンパニー

株式会社スマイルカンパニー（Smile Company Ltd.）は、日本の音楽及び芸能界で強い影響力を持つプロダクションです。1978年に設立され、元々は山下達郎氏のマネジメントを目的にしていました。創設時、コンサート・イベンターのソーゴー東京の支援も受けており、その後、山下の著作権管理を手掛ける音楽出版社「スマイルカンパニー」も同時に立ち上げられました。その社名は、山下が尊敬するアメリカのロックバンド「ザ・ビーチ・ボーイズ」の幻のアルバム『スマイル』に由来しています。

歴史と進展

1984年、山下達郎の担当ディレクターであった小杉理宇造が社長に就任し、プロダクション名を「スマイルカンパニー」、音楽出版社を「スマイル音楽出版」に変更し、企業グループ名を「スマイルグループ」に統一しました。2005年には、田辺エージェンシー、エリートジャパンと共同で、タレント、女優、アーティストの発掘および育成を行う「TES COMPANY」を設立しました。このプロジェクトの名はそれぞれの企業名の頭文字から取られています。

2017年には小杉理宇造が退任し、元ワーナーミュージック・ジャパンの宣伝部長だった黒岩利之が社長に就任。小杉理宇造の息子で音楽プロデューサーの小杉周水もスマイル音楽出版社長に着任しました。2021年末には黒岩が社長を退任し、その後、小杉周水が社長及び音楽出版社長を兼務することになりました。

最近の動向と告発

近年では、所属アーティストである歌手のELISAがマネージャーからのセクハラを告発する事態が発生し、多くのメディアの注目を集めました。また、松尾潔が自身のSNSでスマイルカンパニーとの契約を解除されたことを公表し、その背景にはジャニーズ事務所への苦言があったとされ、これが大きな議論を呼んでいます。彼の契約解除について、山下達郎は「松尾氏との契約は業務提携であり、雇用関係にない」と説明しています。

所属アーティスト

スマイルカンパニーには、多数の著名なアーティストが所属しています。代表的なアーティストには、山下達郎、竹内まりや、ELISAなどがいます。また、様々なミュージシャンやクリエイターも活躍しており、音楽分野に広く貢献しています。

まとめ

スマイルカンパニーは、日本の音楽シーンにおいて重要な役割を果たす芸能プロダクションとして、多くのアーティストの成長と成功を支えてきました。これからも新たな才能の発掘や育成を続けることで、日本の音楽文化にさらなる影響を与えていくことが期待されています。

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