スンガリー

スンガリーは、東京で本格的なロシア料理、ジョージア料理、ウクライナ料理を味わえるレストランとして知られています。1957年の創業以来、その味と雰囲気は多くの人々を魅了し続けています。

歴史

スンガリーの歴史は、1957年に加藤幸四郎氏が新橋にロシア料理店を開業したことから始まります。店名の由来は、加藤夫妻が終戦直後まで暮らしていた満州のハルピン市を流れる松花江のロシア語名「Сунгари」から取られました。当時ハルピンには多くの白系ロシア人が住んでおり、加藤夫妻もロシア人の住居に間借りしていたことがあり、ロシア語が堪能でした。開業当初は白系ロシア人の料理長やウェイトレスが働くなど、本場の雰囲気を再現していました。

その後、1958年に京橋へ、1960年には新宿歌舞伎町へと移転。1965年には運営会社である株式会社インターダイングループが設立されました。1967年には新宿西口店、1972年には姉妹店の『キエフ』がオープンするなど、順調に店舗を拡大していきました。1973年には歌舞伎町の店舗が移転し、現在の新宿東口本店となっています。

1991年にはライブ演奏も楽しめる『テアトルスンガリー青山店』がオープンしましたが、2006年に閉店。2004年に開店した『ラリョーク店』も2012年に閉店しました。2017年には新宿スバルビルの建て替えに伴い、新宿三丁目店がオープンしています。2020年からは「スンガリーお取り寄せグルメ」もスタートし、自宅でも店の味が楽しめるようになりました。

メニュー

スンガリーでは、伝統的なロシア料理に加え、近年注目を集めているジョージア料理、ウクライナ料理も提供しています。

料理の例:

セリョートカ・バト・シューバ (ロシア・ウクライナ料理)
シュクメルリ (ジョージア料理)
ゴルブッツィ (ウクライナ料理)

店舗情報

スンガリーは、現在以下の2店舗で営業しています。

新宿東口本店: 東京都新宿区歌舞伎町2丁目45-6 千代田ビルB1
* 新宿三丁目店: 東京都新宿区新宿3-21-6新宿龍生堂ビル B1

スンガリーとジョージア料理

2019年に牛丼チェーンの松屋がジョージア料理の「シュクメルリ」を提供したことで、日本におけるジョージア料理への関心が高まりました。スンガリーは、以前からジョージア料理を提供しており、「ジョージア料理を食べられる店」として広く知られています。

長年の歴史の中で、スンガリーはロシア料理だけでなく、ジョージア料理、ウクライナ料理といった、幅広い東欧の食文化を日本に紹介してきました。新宿という立地で、本格的な味が楽しめるレストランとして、これからも多くの人に愛され続けるでしょう。

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