スーパーファンタジーゾーン

スーパーファンタジーゾーン

『スーパーファンタジーゾーン』は、1992年にサン電子（サンソフト）から発売されたメガドライブ用横スクロールシューティングゲームです。アーケードゲーム『ファンタジーゾーン』のシステムを継承しつつ、独自の要素を盛り込んだ作品として、多くのファンを魅了しました。

ゲーム概要

舞台は宇宙暦623X年。プレイヤーは自機「オパオパ」を操り、「ダークメノン」と名乗る軍団に立ち向かい、ファンタジーゾーンに平和を取り戻すことを目指します。

開発はサンソフトが独自で行い、音楽は『バトルフォーミュラ』を手掛けた小高直樹、瀬谷辰宇、原伸幸が担当しています。

2008年にはバーチャルコンソールで配信された他、『セガエイジス2500シリーズ Vol.33 ファンタジーゾーン コンプリートコレクション』にも収録されました。

システムの特徴

『ファンタジーゾーン』の基本システムを踏襲しつつ、以下の点が変更・追加されています。

SPECIAL WEAPONの追加: 弾数制限のあったボム系武器がSPECIAL WEAPONとして独立し、他の武器との併用が可能になりました。
ボス戦でのSHOP風船: ボス戦でミスをした際、特定の条件を満たしていると、再スタート直前にSHOP風船が出現するようになりました。

装備

オパオパは、様々なパーツ（パワーアップアイテム）を装備できます。同系統のパーツは一度に1種類しか装備できず、ミスをすると全て失う点は初代と同様です。

SPEED UP

自機の移動速度を上げるパーツ。

SMALL WINGS（スモールウイング） - 初期装備
BIG WINGS（ビッグウイング）
JET ENGINE（ジェットエンジン）
TURBO ENGINE（ターボエンジン）
ROCKET ENGINE（ロケットエンジン）

WEAPON 1（ショット系武器）

時間制限があり、制限時間を過ぎるとツインショットに戻ります。

TWIN SHOTS（ツインショット） - 初期装備
WIDE BEAM（ワイドビーム）
LASER BEAM（レーザービーム）
7-WAY SHOTS（セブンウェイショット）
CROSS RANG（クロスラング） - 本作で新登場

WEAPON 2（ボム系武器）

弾数制限がなく、ミスをしない限り初期装備に戻ることはありません。

SINGLE BOMB（シングルボム） - 初期装備
TWIN BOMBS（ツインボムズ）
QUARTET MISSILES（カルテットミサイル） - 本作で新登場

SPECIAL WEAPON（スペシャル武器）

9発まで保有可能で、ボスにもダメージを与えられます。

SMART BOMB（スマートボム）
HEAVY BOMB（ヘビーボム）
BACK FIRE（バックファイアー） - 本作で新登場
THUNDER VOLT（サンダーボルト） - 本作で新登場
HURRICANE（ハリケーン） - 本作で新登場
ULTRA BOMB（ウルトラボム） - 本作で新登場
SHOWER BOMBS（シャワーボム） - 本作で新登場

その他

EXTRA SHIP（エキストラシップ）
SHIELD（シールド）
SUPER LIGHTS（スーパーライト） - 本作で新登場
RUBBER BOOTS（ラバーブーツ） - 本作で新登場

ストーリー

宇宙暦623X年、ファンタジーゾーンの辺境で異常な重力が発生。調査に向かった宇宙パトロールは「ダークメノン」軍団によって消息を絶たれてしまいます。ダークメノン軍はファンタジーゾーン征服のため、惑星都市を次々と占領。オパオパは父の仇を討ち、ファンタジーゾーンに平和を取り戻すため、ダークメノン軍に立ち向かいます。

評価

『メガドライブ大全』では、『ファンタジーゾーン』のエッセンスを受け継ぎつつ、セガ以外のメーカーが開発したとは思えないほどの完成度であると評価されています。特に、前作のBGMでプレイすることで、そのリスペクトと技術力の高さが伝わると評されています。

もう一度検索