スーパーモリナガ

株式会社スーパーモリナガ：地域に根ざしたスーパーマーケットチェーン

株式会社スーパーモリナガは、佐賀県佐賀市に本社を置くスーパーマーケットチェーンです。佐賀県内を中心に福岡県にも店舗を展開しており、CGCグループに加盟しています。森永製菓とは関係ありません。

歴史と成長

1957年の創業以来、スーパーモリナガは着実に店舗数を増やし、地域に密着した経営を続けてきました。1964年の鹿島店開店を皮切りに、現在では12店舗を展開。各店舗には、地元産の新鮮な農産物を販売する「採れたて市場」が設置されており、高い人気を誇っています。特に青果部門では、このコーナーが売上の約30％を占める店舗もあるほどです。

顧客サービスの向上

スーパーモリナガは、顧客満足度の向上に積極的に取り組んでいます。2010年にはヤマト運輸と提携し、佐賀県全域をカバーするネットスーパー「新鮮直行便」を開始。忙しい現代人のニーズに応えています。さらに2011年にはドラッグストア部門にも参入し、事業領域を拡大しました。

顧客利便性の向上を目指し、2014年には開店時間を早め、セルフ式のドリップコーヒーサービス「Mcafe」を全店に導入。コンビニエンスストアとの競争にも果敢に挑戦しています。

困難と挑戦

2019年には、豪雨による浸水被害で牛津店が一時休業を余儀なくされました。しかし、迅速な対応で営業を再開し、地域社会への貢献を継続しています。

2020年には、南佐賀店にチェーン初の直営ベーカリー「Morinaga Bakery」を開設。さらに、新型コロナウイルス対策としてカート型レジを導入するなど、時代変化に対応した柔軟な経営姿勢を見せています。

地域社会への貢献

スーパーモリナガは、地域社会への貢献にも力を入れています。毎年、店舗所在地の市町に環境保全のための寄付を行い、地域社会との良好な関係を築いています。青森県産リンゴとの交流を通じて始まった、青森市のリンゴを佐賀県内の公共施設に寄贈する活動も、長年にわたって継続されています。

また、障害者雇用にも積極的に取り組んでおり、2013年には佐賀県知事表彰を受賞しました。これらの活動は、スーパーモリナガの地域密着型の経営姿勢を象徴するものです。

沿革

1957年：有限会社もりなが家設立
1964年：鹿島店開店
1984年：小城店開店
1988年：株式会社に移行
1991年：株式会社スーパーモリナガに商号変更
1993年：本社を小城市に移転
1997年：鹿島店移転
1998年：唐津店開店
2000年：高木瀬店開店
2004年：空港通り店開店、本社を空港通り店に移転
2005年：本庄店開店
2006年：売上高100億円突破
2007年：津福店開店
2009年：小城店移転
2010年：吉野ヶ里店開店、ネットスーパー事業開始
2011年：ドラッグストア部門参入
2012年：唐津佐志店、牛津店開店
2013年：白石店開店、佐賀県知事表彰
2014年：開店時間変更、「Mcafe」導入
2019年：牛津店浸水被害、営業再開
* 2020年：南佐賀店開店、直営ベーカリー開設

店舗情報

2020年6月現在、スーパーマーケット12店舗、ドラッグストア1店舗を展開しています。詳細な店舗情報は、公式ウェブサイトをご確認ください。

まとめ

株式会社スーパーモリナガは、地域社会に貢献する姿勢と、顧客ニーズに合わせた柔軟な経営戦略によって、着実な成長を遂げているスーパーマーケットチェーンです。今後も、地元に愛される企業として、発展を続けることが期待されます。

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