スーパーロボット大戦コンプリートボックス

スーパーロボット大戦コンプリートボックス

『スーパーロボット大戦コンプリートボックス』は、バンプレストによって開発されたシミュレーションRPGの合集作品です。このゲームは、人気のある「スーパーロボット大戦シリーズ」の一部として、特にSD（スーパーデフォルメ）キャラクターで表現されたロボットたちが夢の共演を果たします。この作品は、シリーズの「DC戦争シリーズ」の最終作『スーパーロボット大戦F』の後に登場し、かつて入手が難しかった作品『第2次スーパーロボット大戦』、『第3次スーパーロボット大戦』、そして『スーパーロボット大戦EX』のリメイクを含む特別なコレクションです。

構成と内容

ゲームは2つのディスクに分かれており、DISC1にはリメイクされた3作品がすべて収録されています。具体的には、次の内容が含まれています：

• - 第2次スーパーロボット大戦：オリジナルのゲーム体験を再現。
• - 第3次スーパーロボット大戦：完全リメイクでプレイ可能。
• - スーパーロボット大戦EX：原作の内容を踏まえたリメイク。
• - トレーニングモード：『EX』から独立した形式で収録されています。

DISC2では「HISTORY OF SUPER ROBOT WARS」を楽しむことができ、各作品のシステム説明やフローチャート、オリジナルのムービーなどを詳細に回覧できます。このモードでは、プレイヤーは各作品の進行状況や設定資料を確認でき、戦略を練るのに役立つ情報が満載です。

新しい要素と改良

各作品のシステムやグラフィックは、当時最新の『F』に基づきながらも、ゲームバランスの調整やキャラクター、ユニット、BGMの新規追加や変更が行われました。また、オープニングやエンディングのムービー、MAP兵器使用時の特定の組み合わせで挿入されるカットインなど、新たに制作された要素も加わっています。

さらに、これらの作品は、後に獲得資金の増加などの調整が行われ、分売版としても流通しています。2011年にはPlayStation Storeでの配信も開始され、単体でのプレイが可能になりました。

ゲームプレイとバーチャルスタジアム

DISC2の「バーチャルスタジアム」モードでは、プレイヤーが育てた部隊を使って他のプレイヤーやコンピューターと対戦することが可能です。対戦機能には、CPU対CPUの観戦もできるため、自分の構築したチームの戦いを楽しむことができます。実際の戦闘は、限られたマップの中で行われますが、特定のCDを使えば新たなマップの追加も可能です。

プロデューサーやクリエイター

本作のプロデューサーには寺田貴信と森住惣一郎が名を連ね、脚本は阪田雅彦が担当しました。また、オリジナルメカデザインはカトキハジメや福地仁をはじめとした多くの才能あるクリエイターによって製作されました。音響制作も充実しており、プレイヤーに選ばれた優れたキャストの声がキャラクターに命を吹き込んでいます。

関連商品

さらに、関連商品として攻略本、ムック、コミック、CDなどが多数発売されています。プレイヤーが本作をより楽しむための情報が豊富に揃えられています。中には、オリジナルサウンドトラックも含まれ、作品の世界観を音楽でも楽しめます。

このように『スーパーロボット大戦コンプリートボックス』は、多くのファンに愛され続けるシリーズの要素を凝縮した、非常に魅力的な作品といえるでしょう。

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