スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ

『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』

『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』は、2016年6月30日にバンダイナムコエンターテインメントから発売されたPlayStation 3とPlayStation 4用のゲームソフトです。この作品は「スーパーロボット大戦シリーズ」の「OG（ORIGINAL GENERATION）」の一部であり、シリーズ生誕25周年を記念するプロジェクトの第一弾として展開されました。

概要

本作は、『第2次スーパーロボット大戦OG』の直接続編であり、プレイヤーにとって新しい物語の幕開けを意味します。「第3次」という名称を避けたのは、初心者が気軽に楽しめるよう配慮されたためです。これにより新たなプレイヤー層を迎えることが期待されています。

ゲームには、過去のストーリーを理解するための「ガイダンスシナリオ」や、新規プレイヤー向けの「ビギナーズモード」が追加されており、ゲームを始めるのが容易です。ただし、クロスセーブやクロスプレイ機能には非対応です。ゲームの英語版もリリースされ、さらに繁体字中国語版と韓国語版も初めて登場したことで、国際的なプレイヤーにも楽しんでもらえるという特徴があります。

登場キャラクターと機体

本作においては、バンプレストオリジナルのキャラクターと機体のみが登場します。そのため、他の作品からのキャラクターは介在しない構成になっています。登場するキャラクターや機体は、様々なシリーズから選ばれており、OGシリーズに新しく加わった要素も多く含まれています。

αシリーズや任天堂携帯機シリーズからのキャラクターが多く、特に『スーパーロボット大戦J』や『スーパーロボット大戦GC』からの機体が勢ぞろいしています。また、『無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ』を含むシリーズ作品のキャラクターも参戦し、これによりストーリーに深みを与えています。

スタッフと主題歌

本作の主要な制作陣には、企画を担当した寺田貴信氏やディレクターの岡田英樹氏が名を連ねています。スクリプトには寺田氏と竹田裕一郎氏が携わり、キャラクターデザインには河野さち子氏が参加しています。また、オリジナルメカニックデザインには多くの才能が結集しており、シリーズの魅力を引き立てています。

主題歌はJAM Projectが担当し、オープニングテーマには「Shining storm 〜烈火の如く〜」、エンディングテーマには「Heaven's Door」が使用されています。これらの楽曲は、作品の雰囲気を盛り上げる重要な要素となっています。

物語の背景

本作では、ゼンガーなどのキャラクターが多次元世界を冒険し、最終的にOGの世界へと戻ってくる経緯が描かれています。特典として収録されたピクチャードラマ特別編「ゼンガーの帰還」では、そのプロセスが詳細に説明され、新たな戦いがどのように始まったのかを知ることができます。このように、他の作品との繋がりが強調されており、シリーズ全体のファンにとっても楽しみの一つとなっています。

結論

『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』は、新たな物語やキャラクター、進化したゲームシステムを取り入れた1本です。初心者から熟練者まで、多くのプレイヤーが楽しむことができる内容となっており、これからのプレイが期待される作品です。また、国際的な展開も進む中、より多くのファン層にアプローチする機会が増えています。

もう一度検索