第2次スーパーロボット大戦OG

第2次スーパーロボット大戦OG

『第2次スーパーロボット大戦OG』は、2012年11月29日にバンダイナムコゲームスより発売されたPlayStation 3専用のゲームです。シリーズの愛称は『第2次OG』で、キャッチコピーは「封印戦争、勃発。地球を守護する”剣”となるのは、誰か――」です。この作品は、「スーパーロボット大戦」シリーズの中でも「OG（ORIGINAL GENERATION）シリーズ」に属しています。

概要

このゲームは「OGシリーズ」のエピソード3に相当しますが、239カウントでは『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION3』とは異なり、過去のエピソードである『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』が「第1次」にあたるため、独自の数え方がされています。物語は、スーパーロボット大戦シリーズの『OG外伝』から続く内容になっています。

本作は、PS3に特化したため、映像がHD画質で提供され、戦闘アニメーションは背景が3Dで描かれ、視点が動的に変化する仕様に進化しています。また、過去作品に登場したロボットも高解像度で表現され、一部アニメーションが新たに追加されています。さらに、前作『OG外伝』では一時的な登場に留まっていたキャラクターやメカニックが本作で本格的に登場するようになりました。

リリース情報

当初、2011年9月29日の発売が予定されていましたが、発売が遅れ、最終的に2012年11月29日にリリースされました。発売にあたっては、限定版『第2次スーパーロボット大戦OG COMPLETE BD BOX』が同時に発売され、ゲーム本編に加え、テレビアニメ『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-』の全26話が収録されたブルーレイが付属しました。この特典は、ゲームとアニメの関連性を深めるもので、ストーリーの復習としても利用できます。

物語の舞台

物語は、シャドウミラーや修羅との戦いが終わった後から始まります。かつてDCの本拠地があったアイドネウス島は閉鎖されていましたが、内部では新たな特殊部隊「GS」が秘密裏に活動していました。物語は少年「イング」がキャニスという人型兵器を奪って脱走するところから始まります。彼は追撃を受けつつも脱出ポッドで救助を求め、結果的に地球連邦軍によって救出されることとなります。

その後、ハガネやヒリュウ改は異空間に吸い込まれ、異世界「ラ・ギアス」に到着します。そこで、神聖ラングラン王国のフェイルロード王を打倒するミッションを遂行しながら、地上では新たな敵が次々と現れます。この異星人「ゲスト」とは、地球を狙う敵であり、様々な陰謀が絡み合う中でゲームが展開します。

参戦著作と新システム

本作では、バンプレストオリジナルキャラクターのみが登場し、各キャラクターや機体も多様な作品からの引用があります。また、本作には新しいシステムが導入されており、ツインユニット編成や「マキシマムブレイク」という新しい攻撃方法が追加されています。これにより、戦略的なプレイが可能となり、プレイヤーは新たな戦闘体験を享受できます。

プロモーション活動

本作のプロモーション活動には、ゲームの発売を祝う様々なイベントが開催され、特に東京ゲームショウを通じて注目を集めました。また、WEBラジオやティザーPVなど、多角的なアプローチが行われており、ユーザーとの関係構築が図られました。

結論

『第2次スーパーロボット大戦OG』は、単なる戦略ゲームに留めず、多面的な物語やキャラクター、さらに新たなゲームシステムを取り入れた魅力的な作品です。多くのファンに愛される理由は、これらの要素が相まって、プレイヤーに独特な体験を提供しているからでしょう。

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