スーパーロボット大戦Z

スーパーロボット大戦Z

『スーパーロボット大戦Z』（スーパーロボットたいせんゼット）は、バンダイナムコゲームスが製作したシミュレーションRPGで、多元世界で繰り広げられるロボットバトルが魅力です。1991年にシリーズスタート以来、様々な作品が参戦し続けていますが、本作は2008年の発売以来、多くのファンに愛されてきました。

概要

本作の世界は「多元世界」と呼ばれる舞台であり、異なる並行世界が融合しています。これにより、多様な作品のキャラクターたちが共演し、独自の物語が展開されます。プレイヤーは「ZEUTH」と呼ばれる部隊を率い、多発する紛争の解決に挑むことになります。

本作は「αシリーズ」に続く新たな「Zシリーズ」として位置付けられています。多元世界でのストーリーは、各キャラクターの背景や個性を活かし、異なる種族との対話や協力が強調されています。また、ストーリーの中で主人公の部隊が二分され、戦うことでさらなる緊張感が生まれます。

戦闘システム

戦闘では新たに「トライバトルシステム」が導入され、ユニットを3機で編成し、フォーメーションを選ぶことで戦略が多様化しました。例えば、各フォーメーションには特定の相性があり、敵に有利に戦うことができます。また、攻撃の命中率を高める「照準値」が新たに追加され、より精密な戦闘が可能になっています。

ストーリー

物語は、宇宙に存在する異なる並行世界が「時空震動」と呼ばれる現象により融合し「多元世界」が誕生したところから始まります。しかし、新たに生まれたこの世界は不安定で、時のみならず空間も揺れ動いており、多くの人々が不安な日々を過ごしています。主人公たちは、次元を超えて集まった様々なキャラクターたちと共に、紛争の背後に隠された陰謀に立ち向かいます。

途中、主人公が出会う謎の青年アサキムや、情報ネットワークの黒のカリスマといったキャラクターたちがストーリーの鍵を握ります。これらのキャラクターたちは、主人公の選択や行動によって運命が大きく変わることになります。

参戦作品

本作には、数多くの人気アニメやゲームからキャラクターが参戦しており、特に新たに加わった作品もたくさんあります。初参戦の作品も多く、『オーバーマン キングゲイナー』や『創聖のアクエリオン』などが新たに登場し、さらにファンを魅了しています。

評価と受賞

この作品は、発売当初から高い評価を受け、2008年には「PlayStation Awards」でゴールドプライズを受賞しました。これは累計出荷本数が50万本以上のタイトルに贈られるもので、本作の人気の一端を物語っています。さらに、オープニングとエンディングのテーマ曲はJAM Projectが担当し、視覚と聴覚の両面での楽しさを提供しています。

スペシャルディスク

『スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク』も登場し、プレイヤーは新しい戦闘を楽しむことができ、物語やキャラクターのバックストーリーも体験できるようになっています。この追加ディスクによって、ゲームの世界がさらに拡張され、深い物語が楽しめることが期待されています。

まとめ

『スーパーロボット大戦Z』は、これまでのシリーズを超えた新しい体験を提供する作品として、多元世界での冒険やバトルが展開されます。新しいキャラクターの参戦や刷新された戦闘システムは、プレイヤーにとって新鮮で魅力的な要素が盛りだくさんです。この作品を通じて、さまざまなロボットたちとの出会いと壮大な冒険が待っています。

もう一度検索