スーパーJチャンネルおおいた

スーパーJチャンネルおおいた

『スーパーJチャンネルおおいた』は、大分朝日放送が2007年4月から2019年3月まで放送した平日夕方のローカルワイドニュース番組です。この番組は、1993年から2007年まで放送された『OABプライムニュース』の後継としてスタートしました。略称は「スーパーJチャンネル」で、キャッチフレーズは「ニュースな時代（とき）に」に設定され、地域の情報を幅広く提供しました。

放送時間は、初期の2007年4月から2009年3月までは18:28からのスタートでしたが、2009年からは18:30に統一され、その後の2013年には18:27、2015年からは18:25と段階的に変更され、最終的に放送時間が2分拡大されました。また、2018年からは『シリタカ!』が前の時間帯に放送されることになり、より密接な連携が図られました。

歴代出演者

キャスター陣には、長田次郎や児玉泰一郎などが名を連ね、長田は19年間のロングランを記録しました。その他にも村島里佳、楠元正孝、高嶋和代、椎木麻衣、大久保千夏、冨永実加子など、地域に密着した多彩な顔ぶれが特徴で、番組に親しみを持たせました。

また、トリニータコーナーを担当した増田忠俊、コメンテーターには辻野功（別府大学教授）や古庄玄知、松田健太郎が参加し、専門的な解説を提供しました。お天気コーナーでは、山下拓見や坂井一郎（気象予報士）が登場し、視聴者に必要な天気情報を短時間で伝えました。特に坂井氏が出演してからは、お天気コーナーの内容が充実し、視聴者に信頼される情報源となりました。

タイトルロゴ

番組のタイトルロゴは二代にわたって変更されました。初代は2007年4月から2015年3月までの間、オレンジ色の円に「J」の文字が大きく配置されたデザインでした。二代目は2015年から2019年まで使用され、赤い円の中に「J」と「チャンネル」、そして「おおいた」の文字があしらわれたシンプルなスタイルに刷新されました。

特徴

放送スタイルには独特の点が多く見受けられました。他の民放と比較して、VTRにCGアニメーションを多く使用する傾向があり、視覚的に楽しめる工夫がなされていました。一方で、天気予報は他局と比べて非常に短く、情報提供のスタイルにはムラがあるものの、視聴者が必要とする重要な情報を焦点に当てて伝える姿勢が貫かれていました。天気予報の時間は平均1分から1分半とされ、特に短いときは20秒程度で終わることもありましたが、それでも内容は必要に応じて充実させられました。

コメンテーターとしては、法的なトピックに関するニュースが扱われる際、弁護士である古庄と松田が多く出演しましたが、そのためニュースの公平性を保つために、関連する案件がある場合は出演できないこともありました。結果として、辻野の出演が増加する傾向にありました。

イベントと関連

番組は冠イベント「スーパーJチャンネルOABファンのつどい」を開催し、地域住民との交流を図りました。このイベントは2007年に行われたもので、地域密着型の放送を支える一環として位置づけられました。

同番組は、OABの夕方のニュースマガジンとして密接に連携し、大分県内の他の民放局とも競い合いながら、地域住民に愛され続けました。スーパーJチャンネルは地域ニュースの拠点として、その重要性を示しました。

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