ズンドコズンドコ全員集合!!

ズンドコズンドコ全員集合!!

『ズンドコズンドコ全員集合!!』は1970年に公開された、ザ・ドリフターズ出演のコメディ映画です。この作品は「全員集合シリーズ」の一環であり、松竹ドリフ映画としても第5作目にあたります。映画は同時上映として『こちら55号応答せよ!危機百発』が上映されました。

ストーリー

物語は千葉県の小さな漁村を舞台に展開されます。主要な登場人物は、リーダーのサメ（碇鮫吉）を中心とする5人組。彼らは村の中で浮いた存在で、周囲からは鼻つまみ者扱いされています。特に、その仲間の一人であるイワシ（加藤岩四）は、漁業組合長の娘であり恋人の鮎子（中尾ミエ）とともに、村の興業に参加するあかね（野川由美子）の一座に弟子入りし、村を逃れようと企てます。

しかし、イワシはサメの脅しに屈してしまい、結局はサメと一緒に冷凍車に乗せられ、東京へと連れて行かれてしまいます。物語が進むにつれて、イワシを残した3人組（シャケ、フグ、タコ）は後にサメから「新宿と池袋を縄張りにした」という手紙を受け取り、喜び勇んで上京します。しかし、東京で彼らが目にするサメとイワシの状況は、手紙の内容とはまったく異なるものでした。

スタッフ

本作品の監督は渡邊祐介が務め、製作は沢井国男、井沢健、青木伸樹が担当しました。脚本も同じく渡邊祐介と田坂啓が手がけています。撮影は荒野諒一が行い、美術は森田郷平が担当しました。また、音楽は森岡賢一郎が手がけ、編集は寺田昭光が担当しています。監督助手には白木慶二が名を連ねています。

キャスト

主要キャストには、いかりや長介（サメ）、荒井注（シャケ）、高木ブー（フグ）、仲本工事（タコ）、加藤茶（イワシ）などがいます。脇役として、野川由美子（あかね）、中尾ミエ（鮎子）、左とん平（黒木）や佐山俊二（団九郎）、小川ひろみ（久美）など多彩な人物が登場します。

音楽

本作の主題歌は『ドリフのズンドコ節』で、原曲は『海軍小唄』が使用されています。挿入歌として『大変唄い込み』や『ほんとにほんとにご苦労さん』なども存在し、音楽は作品にリズム感やユーモアを加えています。

まとめ

『ズンドコズンドコ全員集合!!』は、ザ・ドリフターズの魅力を存分に引き出した映画であり、笑いと感動が詰まった作品といえます。バラエティ豊かなキャストとユニークなストーリー展開が特徴で、今なお多くの人々に愛され続けています。

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