セイント・ビースト ケダモノたちのHEAVEN'S PARTY

セイント・ビースト ケダモノたちのHEAVEN'S PARTY：人気声優陣が織りなすラジオ番組の世界

『セイント・ビースト ケダモノたちのHEAVEN'S PARTY』は、人気声優陣がパーソナリティを務めるインターネットラジオ番組です。アニメイトTVで配信され、親しみを込めて「ケダ天」と呼ばれ親しまれていました。2006年から2010年にかけて、計5シリーズにわたって放送されました。当初は隔週更新でしたが、最終シリーズからは月1回へと変更されました。

シリーズとパーソナリティ

番組は大きく分けて5つのシリーズから構成されています。各シリーズでは、森川智之、櫻井孝宏、宮田幸季、吉野裕行、石田彰、緑川光、杉田智和、鈴村健一、鳥海浩輔といった豪華声優陣に加え、シリーズによっては福山潤もパーソナリティとして参加。毎回3人がランダムで出演し、その組み合わせによって生まれる化学反応が番組の魅力の一つでした。さらに『すぱーく』シリーズでは、鈴木達央、甲斐田ゆき、寺島拓篤、金丸淳一、野島健児、千葉進歩といった声優陣もパーソナリティに加わり、より豪華な顔ぶれとなりました。ゲスト出演者として、鈴木千尋、水島大宙、羽多野渉なども登場しました。パーソナリティの数が多く、それぞれが出演する頻度は比較的低いのが特徴です。

各シリーズの概要

ケダモノたちのHEAVEN'S PARTY: 全24回。初期シリーズであり、番組の基礎を築きました。
ケダモノたちのHEAVEN'S PARTY ダッシュ: 全16回。
ケダモノたちのHEAVEN'S PARTY ハイパー: 全18回。福山潤がパーソナリティに加わったシリーズ。
ケダモノたちのHEAVEN'S PARTY スプラッシュ: 全53回。
ケダモノたちのHEAVEN'S PARTY すぱーく: 全92回。シリーズを通して、多くのゲスト声優を迎え入れました。2009年9月からは月1回更新となりました。

番組を彩る人気コーナー

各シリーズを通して人気だったコーナーをいくつかご紹介します。

教えてビースト: リスナーからの質問にパーソナリティが答えるコーナー。リスナーとの双方向性を高める重要なコーナーでした。
ゼウスの爆弾！: リスナーから募集したお題でゲームをするコーナー。当初はしりとりでしたが、すぐに山手線ゲームに変更されました。制限時間は60秒。負けた人には、モノマネや早口言葉、アドリブショートドラマなどの罰ゲームが待っていました。
天の道標 / 教えてビースト道標: リスナーの悩みにパーソナリティが答えるコーナー。「教えてビースト」と統合されたこともあります。
地上のつぶやき / 地上のつぶやきDX: リスナーから送られたラジオやアニメの感想、日常の出来事などを紹介するコーナー。『すぱーく』シリーズでは、セイントビーストの最新情報も提供するようになりました。
セイント・ビースト ことわざ辞典: リスナーから募集した諺を、セイント・ビーストの世界観に例えて言い換えるコーナー。
愛のささやき: リスナーから送られたメッセージを、パーソナリティがキャラクターの声でささやく、甘いコーナーでした。
女神のお告げ: 罰ゲームつきの連想ゲーム。NGワードを言うと罰ゲームが実行されました。
世にも奇妙なセイントビースト: リスナーから投稿されたシチュエーションで小芝居をするコーナー。罰ゲームとして行われることもありました。
みんなでCD作っちゃおう! 2nd Season: リスナーからの提案を募集し、ラジオCDの制作に繋げたコーナー。
* きまぐれ聖者様！: セイント・ビーストのキャラクター名を順番に言うゲーム。失敗すると罰ゲームです。不評だったため、比較的早期に終了しました。

ラジオCD

番組の放送内容をダイジェストでまとめたラジオCDが、フロンティアワークスより複数リリースされました。また、新規録音を収録したDJCDも複数リリースされており、こちらも高い人気を博しました。

まとめ

『セイント・ビースト ケダモノたちのHEAVEN'S PARTY』は、人気声優陣の掛け合いと、多彩なコーナー、そしてリスナー参加型の企画が魅力のラジオ番組でした。5シリーズにわたる長期放送と、多数のラジオCDリリースは、その人気と愛され方を物語っています。番組は終了してしまいましたが、その記憶は多くのリスナーの心に刻まれていることでしょう。

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