セネガル民主党

セネガル民主党（Parti Démocratique Sénégalais、PDS）は、1974年にアブドゥライ・ワッドによって創設されたセネガルの政党です。リベラル政党を自認しており、自由主義インターナショナルのメンバーとして活動しています。

2001年4月29日の立法議会選挙では、PDSは政党連合「変革」（Coalition Sopi）の中核として選挙戦を戦いました。その結果、得票率49.6％を獲得し、全120議席中89議席を獲得するという圧勝を果たしました。その後、PDSは少数政党と連立政権を樹立し、セネガルの政治を主導しました。

特筆すべき点として、アブドゥライ・ワッド大統領とマッキー・サル首相は、もともとセネガル民主党の出身者でした。しかし、2008年にサルはPDSから分離独立し、新たに共和国同盟（Alliance for the Republic）を結成しました。この動きは、セネガルの政治情勢に大きな変化をもたらしました。

2012年の大統領選挙では、ワッドとサルが対立候補として激突しました。かつての同志であった二人が、セネガルの最高位を争うことになったのです。選挙の結果、サルがワッドを破り、大統領に当選しました。この結果は、セネガル民主党の衰退と、新たな政治勢力の台頭を象徴するものとなりました。

セネガル民主党は、長年にわたりセネガルの政治において重要な役割を果たしてきました。しかし、党内の分裂や有力者の離脱により、近年は勢いを失っています。今後のセネガル民主党が、どのように再起を図るのか、注目が集まっています。

外部リンク

* Parti Démocratique Sénégalais （仏語：公式サイト）

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