セブンスドラゴン

セブンスドラゴン (7th Dragon)

『セブンスドラゴン』は、2009年3月5日にセガより発売されたニンテンドーDS用ロールプレイングゲームです。企画開発はイメージエポックが担当しました。

概要

本作は、『世界樹の迷宮』のディレクターを務めた新納一哉氏を迎え制作されたRPGです。人類と竜の戦いを描いた重厚なストーリー、コマンド形式の戦闘、見下ろし視点の2Dマップなど、往年のRPGの要素を多く取り入れています。

『世界樹の迷宮』との共通点を指摘されることもありますが、これは新納氏をはじめ、一部共通の開発スタッフが制作に携わっているためです。

シリーズ展開

セブンスドラゴン2020: 2011年11月23日発売の外伝作品。
セブンスドラゴン2020-II: 2013年4月18日発売の『2020』の続編。
セブンスドラゴンIII code:VFD: 2015年10月15日発売。シリーズ完結作。

当初、ファンタジー編4部作と東京編の外伝の計5部作として構想されていましたが、ハードの変更に伴い、東京編となる『2020』が開発されました。外伝である2020シリーズは、2020-IIで第三作目での完結が示唆されていましたが、『code:VFD』にてシリーズ全体の物語が完結しました。

システム

プレイヤーキャラクター

主人公は存在せず、プレイヤーは冒険者（ハントマン）としてゲームに参加します。ハントマンに固有の名前はなく、7種類の職業ごとに4つの外見パターンから選択できます。外見による能力差はありません。

最大4人のパーティを編成し、ギルドに登録されたメンバーから自由に選択できます。

職業

パーティキャラクターには、以下の7種類の職業が用意されています。

ファイター: 巨大な武器を操る戦士。攻撃に特化。
ローグ: 暗殺術と支援スキルで敵を翻弄する。
サムライ: 刀を用いる異国の剣士。構えから繰り出す技が強力。
ナイト: 鉄壁の守護者。パーティを保護するスキルが豊富。
メイジ: 魔法で天変地異を起こす術士。圧倒的な火力を持つ。
ヒーラー: 回復と蘇生でパーティを支える医術士。
プリンセス: 歌と鞭で味方を支援し、敵を操作する。

各職業は、スキルポイントを使用して固有のスキルを取得・強化できます。

戦闘

エグゾースト (EX): ゲージを消費して、行動の効果を飛躍的に上昇させるシステム。専用スキルも使用可能。
エクストラターン (EXTRA TURN): 特定の条件を満たすと、同ターン内で再行動が可能になる。

フィールド

フロワロ: 竜を呼ぶ花。周囲の物価を上昇させるが、踏むことで一時的に減らすことができる。踏むとダメージを受ける。
シンボルエンカウントエネミー: ダンジョン内に現れる黒い影。接触すると竜などの強力なモンスターとの戦闘になる。増援を呼ぶ場合もある。

ストーリー

強大な力を持つ7匹の竜によって土地が奪われ、「フロワロ」と呼ばれる毒花が生え、生き物が住めなくなった世界。人々は生き残りをかけて、ハントマンによる竜の討伐を行っています。

登場人物

（主要人物と所属国の詳細な情報が記載されています。ここでは割愛します。）

専門用語

ハントマン: モンスターの退治やアイテムの調達などを請け負う職業。ギルドオフィスでの登録が必要。
竜: 世界に襲来した謎の存在。「帝竜」「真竜」と呼ばれる上位の存在がいる。星の生命を喰らう。
フロワロ: 竜が生み出す赤い花。駆逐するには竜を倒す必要がある。
ポータル: プレロマが開発した次元転送装置。世界各地に点在し、瞬時に移動できる。
ルシェ: 人間と異なる耳を持つ種族。アイゼン皇国では迫害の歴史を持つ。
ロナム: マレアイア群島国に伝わる、破魔の力を秘めた特殊な楽器。

スタッフ

プロデューサー: 小玉理恵子
ディレクター: 新納一哉
サウンドコンポーザー: 古代祐三
キャラクターデザイン: モタ
モンスターデザイン: 山本章史
シナリオ: シナリオ工房 月光
広報: 宇田洋輔

関連商品

書籍: 漫画、攻略本、設定画集
CD: オリジナル・サウンドトラック、アレンジバージョン

外部リンク

セブンスドラゴン 公式サイト

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