セリーヌ (ファッションブランド)

セリーヌ（CELINE）

セリーヌは、フランス・パリに本拠を置く、世界的に有名なファッションブランドです。高級ブランドグループであるLVMHに属しています。

概要

セリーヌの歴史は、1945年にセリーヌ・ヴィピアナによってパリで創業されたことから始まります。創業当初は、子供向けの高級靴を専門に製造していました。その後、1960年代に入ると、事業は大きく拡大し、成人女性向けの服、バッグ、アクセサリーなど、幅広いアイテムを手掛けるようになりました。1967年からは、プレタポルテ（既製服）コレクションを発表し、ファッションブランドとしての地位を確立していきます。

1996年には、LVMHグループの一員となり、さらにグローバルブランドとしての成長を加速させます。1997年には、マイケル・コースがチーフデザイナーに就任し、世界的な名門ブランドとしての認知度をさらに高めました。

セリーヌの本店はパリ8区のモンテーニュ大通りにあります。また、2014年からは、本社をパリ2区のヴィヴィエンヌ通りにある歴史的な建物、コルベール・ド・トルスィー館に移しています。

セリーヌのチーフデザイナーは、時代とともに変遷しており、2015年時点ではフィービー・フィロが務めていましたが、2019年春夏コレクションからは、エディ・スリマンが新たなチーフデザイナーとして就任しています。

チーフデザイナー

セリーヌは、創業以来、数々の才能あるデザイナーをチーフデザイナーとして迎え入れてきました。主なデザイナーは以下の通りです。

セリーヌ・ヴィピアナ（創業者）
マイケル・コース
ロベルト・メニケッティ
イヴァナ・オマジック
フィービー・フィロ
エディ・スリマン

日本での展開

日本では、セリーヌ・ジャパンが東京都港区南青山に本社を構え、販売・プロモーション活動を行っています。バッグや財布、靴などの革小物が特に人気で、シャネルやバレンシアガなどと並び、国内外の芸能人スナップ記事に頻繁に登場するブランドとして知られています。直営店のほか、多くのセレクトショップでもセリーヌの商品が取り扱われています。

2010年の日本国内のファッションブランド人気ランキングでは、衣料品部門で17位、バッグ部門で9位にランクインしており、特に40代・50代の女性からの支持が厚く、バッグ部門では8位となっています。

セリーヌの広告代理店は、ADKマインドシェアです。

また、1984年には、ブリヂストンがセリーヌ社の許可を得て、セリーヌブランドの自転車を限定製造したこともあります。特に、ハンドルなどを金メッキした最上位モデル「シルエットセリーヌ SECL-27」は、30台限定で30万円という価格で販売され、ドラマ『古畑任三郎』で主役の田村正和が使用したことで話題となりました。

関連情報

LVMH
パリコレクション
ファッションブランド

外部リンク

公式ウェブサイト

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