セルジュ・オーリエ

セルジュ・オーリエ

セルジュ・アラン・ステファヌ・オーリエ（Serge Alain Stéphane Aurier）は、1992年12月24日生まれのコートジボワール出身のサッカー選手です。右サイドバックを主なポジションとし、その攻撃的なプレースタイルと献身的な守備で知られています。現在はスュペル・リグのガラタサライに所属し、コートジボワール代表としても活躍しています。

クラブキャリア

オーリエはフランスのRCランスでプロとしてのキャリアをスタートさせました。2009年1月13日には、クープ・ドゥ・ラ・リーグのFCロリアン戦でプロデビューを飾りました。その後、トゥールーズを経て、2014年7月23日にパリ・サンジェルマンFCにレンタル移籍。2015年4月29日には完全移籍を果たしました。

パリ・サンジェルマンでは、リーグ・アンなどで数々のタイトルを獲得しましたが、2016年にはチームメイトや監督に対する不適切な発言が問題視され、出場停止処分を受けました。また、同年5月には警察官への暴行行為で有罪判決を受けています。

2017年8月31日、オーリエはトッテナム・ホットスパーFCと2022年までの契約を結びました。しかし、2019年1月には婦女暴行・傷害の疑いで逮捕・勾留されるなど、ピッチ外での問題も報じられました。2021年8月31日には、双方合意の下にトッテナムとの契約を解消。

その後、ビジャレアル、ノッティンガム・フォレストFCを経て、2024年2月2日にガラタサライに移籍しました。

代表キャリア

オーリエは、コートジボワール代表として2013年6月8日のガンビア代表戦でA代表デビューを果たしました。2014 FIFAワールドカップでは、右サイドバックとしてグループステージ全3試合に先発出場。日本戦では2アシストを記録し、チームを勝利に導きました。

エピソード

2016年10月8日のワールドカップ予選・マリ戦では、競り合いの中で身体を強く打ち失神したムサ・ドゥンビアの異変にいち早く気付き、舌を飲み込むことによる窒息を防ぐ応急処置を行いました。この行動は多くの賞賛を浴びました。

2020年7月には、弟がフランスで射殺されるという悲劇に見舞われましたが、オーリエは悲しみを乗り越え、試合に出場して勝利に貢献しました。

プレースタイル

オーリエは、積極的な攻撃参加と precise なクロスが持ち味の右サイドバックです。また、対人守備にも強く、相手フォワードの攻撃を食い止める能力も高く評価されています。一方で、感情的な面があり、時に不用意なファウルを犯してしまうこともあります。

タイトル

パリ・サンジェルマン

リーグ・アン: 2014-15, 2015-16
クープ・ドゥ・ラ・リーグ: 2014-15, 2015-16, 2016-17
クープ・ドゥ・フランス: 2014-15, 2015-16, 2016-17
トロフェ・デ・シャンピオン: 2014, 2015, 2016, 2017

代表歴

2014 FIFAワールドカップ

個人成績

国際Aマッチ: 87試合 4得点（2013年-）

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