セルディード

セルディード (Cerdido)

セルディードは、スペイン、ガリシア州、ア・コルーニャ県に位置する自治体で、コマルカ・ド・オルテガルに属します。2009年の人口は1,359人と、近年減少傾向にあります。住民は男女同形でcerdidenseと呼ばれます。

地理

セルディードはア・コルーニャ県の北東部に位置し、コマルカ・デ・オルトガルに属しています。北はセデイラ、東はオルティゲイラとアス・ソモーサス、南はモエーチェ、西はバルドビーニョの各自治体と隣接しています。地形は波打つ台地状で、タンブレ川が流れる南方に向けて緩やかに傾斜しています。自治体内の最高地点は北部のペドラス・ネグラス山（462m）とベルディエイラス山（507m）です。多くの小川が流れ、谷を形成しており、それが特徴的な景観を作り出しています。

人口

近年、セルディードの人口は減少傾向にあります。

歴史

セルディードの歴史は古く、セルディード教区の教会のそばのカストロで、1840年に黄金製の頸環が発見されています。これはアイルランドで発見されたものに似ています。

6世紀には、スエビ王国時代にコンダード・デ・ラバセンゴスに含まれており、イリア・フラビア司教区に属していました。地名としてのセルディードは1152年に初めて言及され、サン・マルティーニョ・デ・セルディード教会の資産がサン・マルティーニョ・デ・シュビア修道院へ寄進されたことが記されています。

17世紀には、サン・サドゥルニーニョ侯爵（セルディード子爵）がこの地の自治体のために判事を任命していました。19世紀の県並びに自治体の再編では、自治体はセルディード教区とオス・カサス教区によって構成されました。1869年には、ア・バルゲイラ地区が教区として独立しました。これは、フェロル-ビベイロを結ぶ街道沿いにあるマラードス地区にメソン（宿屋）とサント・アントン礼拝堂があり、マラードス地区が重要な人口の核となったためです。ア・バラゲイラとはそのメソンの名称でした。

政治

2007年の自治体選挙の結果、自治体首長はガリシア国民党（PPdeG）のアナ・ロドリゲス・モンテーロが務めています。自治体評議員はガリシア国民党：5、ガリシア社会党（PSdeG-PSOE）:2、ガリシア民族主義ブロック（BNG）：2となっています。

教区

セルディードは以下の3つの教区に分けられています。

ア・バルケイラ（サント・アントニオ）
オス・カサス（サン・ショアン）
セルディード（サン・マルティーニョ）

文化

セルディードでは、住民のほとんどがガリシア語を話します。2001年の調査では、ガリシア語話者の自治体住民に占める割合は99.48％でした。

外部リンク

セルディード公式サイト

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