セレモニアル・オース

セレモニアル・オース (Ceremonial Oath)

セレモニアル・オースは、スウェーデンに起源を持つデスメタルおよびメロディックデスメタルバンドとして知られています。1988年に初めて結成されたこのバンドは、当初「デセクレイター」という名前で活動し、デスメタル黎明期において重要な役割を果たしました。バンド名は1990年に変更され、セレモニアル・オースとなりました。その後、アルバムを2枚リリースしますが、1996年に解散。解散後の長い年月を経て、2012年にメンバーが再集結し、一時的に活動を再開しました。

バンドの歴史

セレモニアル・オースは、オスカル・ドロニャック、アンデシュ・イワース、マルクス・フレドリックソン、ウルフ・アッサションの4人によって1988年に結成され、最初のデモ『Wake the Dead』を1989年にリリースしました。しかしドラマーのウルフ・アッサションが脱退後、マルクス・ノルドベリが加入しました。

1990年、バンドは『Black Sermons』というタイトルの2枚目のデモをリリースします。この時点でベーシストのマルクス・フレドリックソンが脱退し、新たにペーテルがベース担当となります。その後、メンバーチェンジが続き、バンド名をセレモニアル・オースに改名。新たにイェスパー・ストロムブラードをベーシストとして迎え入れ、1991年にはデモの『Promo '91』をリリースします。

1992年には、コープス・グラインダー・レコードから1st EP『Lost Name of God』を発表しました。翌年の1993年にリリースされた1stアルバム『The Book of Truth』は、彼らの名を広める重要な作品となります。この年、オスカル・ドロニャックとイェスパー・ストロムブラードは脱退し、ハンマーフォールを結成します。

その後のメンバー追加によって、アンデシュ・フリデーン、ミカエル・アンデション、トマス・ヨハンソンが新たに加わり、1995年に2ndアルバム『Carpet』をリリースしました。しかし、1996年に解散が決まります。

再結成とその後

長い活動休止期間を経て、セレモニアル・オースは2012年に再結成されました。再結成メンバーは、解散前のメンバーではなく、1stアルバムのメンバーであるオスカル・ドロニャック、アンデシュ・イワース、イェスパー・ストロムブラード、マルクス・ノルドベリでした。彼らはこの年の9月にセンチュリー・メディア・レコードと契約し、アルバムのリマスター版のリリースを発表しました。特に『The Book of Truth』のオリジナル盤は、ファンの間で非常に人気があり、高値で取引されることもしばしばあります。

2013年には『The Book of Truth』の再発盤がリリースされ、EP『Lost Name of God』やデセクレイター名義のデモ曲も収録されています。この再発盤は、日本でもアヴァロン・レーベルから発売されました。

メンバーとディスコグラフィ

現在のメンバーには、再結成時にオスカル・ドロニャック、アンデシュ・イワース、イェスパー・ストロムブラード、マルクス・ノルドベリが含まれ、彼らはそれぞれの音楽キャリアの中で多くの著名なバンドで活躍しています。特にオスカルはハンマーフォールのメンバーとしても知られています。

主なディスコグラフィ

• - 1993年：The Book of Truth
• - 1995年：Carpet
• - 2013年：Book of Truth（再発盤、複数の楽曲を収録）

このように、セレモニアル・オースは時代を超えた音楽的影響力を持ち続け、今後の活動にも多くの期待が寄せられています。

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