センチメンタルピリオド

UNISON SQUARE GARDENのメジャーデビューシングルとして2008年7月23日にリリースされた「センチメンタルピリオド」は、彼らの音楽キャリアにおいて重要な意味を持つ作品です。このシングルには、表題曲である「センチメンタルピリオド」に加え、カップリング曲として「5分後のスターダスト」と「ガリレオのショーケース」が収録されています。

センチメンタルピリオド

表題曲の「センチメンタルピリオド」は、実はインディーズ時代のアルバム『新世界ノート』にも収録されていた楽曲です。驚くべきことに、このシングルがリリースされる3年以上も前から存在していたにもかかわらず、アレンジやメロディは当時からほとんど変更されていません。この事実は、バンドの初期から確立されていた音楽性が、メジャーデビューという新たなスタートラインにおいても揺るぎないものであったことを示しています。

作詞・作曲を手がける田淵智也氏の中でバンドの音楽の方向性が明確になった時期に生まれたこの曲は、メンバーたちが未来を見据えている姿が強く伝わってくる楽曲として、メジャーデビューという重要なタイミングでのリリースが決定されました。

5分後のスターダスト

カップリング曲の「5分後のスターダスト」も、「センチメンタルピリオド」と同様に、シングルリリースのおよそ1年半前から存在していた楽曲です。この曲は、15周年記念アルバム『Bee-Side Sea-Side 〜B-side Collection Album〜』において再レコーディングされ、新たな魅力が引き出されています。長年にわたり愛され続けている楽曲であり、バンドの歴史を彩る重要な一曲と言えるでしょう。

ガリレオのショーケース

「ガリレオのショーケース」は、ライブでの定番曲としてファンにはお馴染みの楽曲です。この曲が1stシングルのカップリングとして収録された背景には、「どのCDに入っているのかと思ったら、1stシングルのカップリングかよ！」と思わせるような、意外性や遊び心を狙った意図があったようです。また、10周年記念アルバム『DUGOUT ACCIDENT』では再レコーディングされており、こちらもまた、時代とともに進化を遂げている楽曲と言えるでしょう。

「センチメンタルピリオド」は、UNISON SQUARE GARDENの原点であり、彼らの音楽性の基盤を示す重要な作品です。インディーズ時代から大切に温めてきた楽曲、ライブでの定番曲、そして再レコーディングされた楽曲たちが、このシングルに凝縮されています。彼らの音楽の軌跡を辿る上で、欠かすことのできない一枚と言えるでしょう。

トイズファクトリーによる紹介ページ

通常盤のみのリリース。

もう一度検索