センチュリー (電子機器)

株式会社センチュリーの概要

株式会社センチュリーは、東京都台東区に本社を構える電子機器メーカーです。主にPC周辺機器やモバイル機器、防災機器などを製造・販売しています。特に、「裸族」シリーズのハードディスクドライブケースは代表的な製品として知られています。このシリーズは、高品質な製品を特徴とし、多くのユーザーに支持されています。

同社のマスコットキャラクター「裸族坊やセンちゃん」は、製品パッケージに描かれ、親しみやすい存在となっています。最近は防災機器の事業に力を入れており、「見張り番」というシリーズは特に注目されています。これは、高度地震速報機や蓄電池、感震ブレーカーなどを含むもので、急速にその販売が伸びています。

主な製品と市場での地位

「見張り番」シリーズは、特に地方自治体からの需要が高まり、市場シェアは95％を超えました。導入された機器の台数は2018年の時点で35,563台に達し、これは一般法人や個人向けの導入件数を合計した数です。この信頼性の高い製品は、教育現場でも認識されており、中学校の教科書や副読本に掲載されています。

センチュリーは今後、巨大地震後の津波や水害に対応した新たな防災製品の投入を計画しています。これには、緊急避難セットや、世界最高水準の耐雨・耐風性能を備えた多機能型スーパードローン、水中捜索ロボットが含まれています。これにより、防災事業の基盤をさらに強化する方針です。

沿革と事業所

会社は1987年に設立され、94年には千葉県柏市に物流センターを設置しました。98年には本社を現所在地に移転し、2009年にはBCN AWARDでドライブケース部門の第一位を受賞しました。さらに、サポートセンターや営業部は全国各地に展開しており、特に秋葉館営業部は東京都千代田区に位置しています。全国で活躍できる体制が整っています。

裸族シリーズの魅力

「裸族シリーズ」は、センチュリーが展開するHDD（ハードディスクドライブ）周辺機器のラインナップです。初代製品であるシリコン製HDDケース「裸族の服」から始まり、その後ダンボール製の「裸族の村」なども生まれ、人気を博しました。このユニークなネーミングは、故加川博久氏によって命名されたもので、特異なブランドイメージを確立しています。

このシリーズには、全裸の姿でHDDを隠したマスコットキャラクター「裸族坊やセンちゃん」が付随しており、特にアジア市場においては高い人気を誇っています。香港やマカオでは、オリジナルの名前とパッケージで流通しており、非常に好評です。一方で、西洋や中東地域では異なるパッケージで販売されるなど、各国の文化に配慮した展開も行われています。

まとめ

株式会社センチュリーは、今後も防災事業を拡充し、安心・安全な製品の提供を続けていくことを目指しています。同社の製品は、日常生活の中での安心感を提供し、地域社会の災害対策にも重要な役割を果たしています。

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