セントビンセント・グレナディーンは、カリブ海に位置する島嶼国家であり、地域ごとに分かれた特徴的な
都市と地方自治体を持っています。
首都は
セントビンセント島にあるキングスタウンです。ここでは、自治体制度と主要な
都市について解説します。
地方自治体の概要
セントビンセント・グレナディーンには、計17の地方自治体が存在します。これらの自治体の役割は、道路や下水道などの公共インフラの管理、公共施設の維持、
固定資産税の徴収など多岐にわたります。また、運輸・労働・
都市開発および地方自治省が各自治体を監督し、特にキングスタウンについては省の事務次官が直接連絡を取れる特例があります。
地方自治体の種類
セントビンセント・グレナディーンの地方自治体は以下の3つに大別されます。
1.
地区評議会 (District Council)
2.
町委員会 (Town Board)
3.
村評議会 (Village Council)
さらに、特別な公共サービスを管理する特別行政区域も存在します。
地区評議会
以下は地区評議会に属する自治体です:
- - ビアブー (Biabou) - シャーロット教区
- - ベキア島 (Bequia) - グレナディーン教区
- - ローマンズ (Lowmans) - セント・パトリック教区
- - パーク・ヒル (Park Hill) - シャーロット教区
- - ユニオン島 (Union Island) - グレナディーン教区
町委員会
町委員会は以下の地方が含まれます:
- - バルワイイー (Barrouallie) - セント・パトリック教区
- - カリアクア (Calliaqua) - セント・ジョージ教区
- - シャトーブレール (Chateaubelair) - セント・デイヴィッド教区
- - ジョージタウン (Georgetown) - シャーロット教区
- - キングスタウン (Kingstown) - セント・ジョージ教区
- - ラユー (Layou) - セント・アンドリュー教区
村評議会
村評議会には次の地域があります:
- - メアリクア (Marriaqua) - シャーロット教区
- - トルマカ (Troumaca) - セント・デイヴィッド教区
特別行政区域には、以下の地域が含まれます:
- - 西セント・ジョージ (West St. George) - セント・ジョージ教区
- - 北ウィンドワード (North Windward) - シャーロット教区
- - 北リーワード (North Leeward) - セント・デイヴィッド教区
- - カノーアン島 (Canouan) - グレナディーン教区
主な都市の紹介
ここでは
セントビンセント・グレナディーンの主要な
都市を紹介します。
シャーロット教区
- - ビアブー (Biabou) - 地元の漁業が盛んな地域で、リゾートもあります。
- - コロナリー (Colonarie) そして ファンシー (Fancy) 他、数多くの自然景観に恵まれた地域です。
- - グレイグス (Greiggs) や ニューサンディ・ベイ・ヴィレッジ (New Sandy Bay Village) も住民に愛されるスポットです。
セント・アンドリュー教区
- - カムデン・パーク (Campden Park) および ラユー (Layou) もどちらかの教区に含まれることがあります。
- - バーモント (Vermont) もこのエリアに位置します。
セント・デイヴィッド教区
- - シャトーブレール (Chateaubelair) や トルマカ (Troumaca) はこの教区の拠点です。
セント・ジョージ教区
- - アーノス・ヴェイル (Arnos Vale) や カリアクア (Calliaqua) は観光地としても知られています。
- - キングスタウン (Kingstown) は首都として政治、文化の中心地です。
セント・パトリック教区
- - バルワイイー (Barrouallie) などの地域が広がります。
グレナディーン教区
- - アシュトン (Ashton) や チャールズタウン (Charlestown)、デリック (Derrick)、ラヴェル・ヴィレッジ (Lovell Village)、ポート・エリザベス (Port Elizabeth) など、観光名所も多い地域です。
各地域や
都市には、それぞれの特徴や魅力があり、訪れることで
セントビンセント・グレナディーンの文化や自然を体感できるでしょう。