セーラー服と宇宙人（エイリアン）〜地球に残った最後の11人〜

『セーラー服と宇宙人（エイリアン）〜地球に残った最後の11人〜』（セーラーふくとエイリアン〜ちきゅうにのこったさいごのじゅういちにん）は、2014年6月26日から同年8月21日にかけて、毎週木曜日の深夜24時59分から25時29分の枠で、日本テレビにて関東ローカルで放送された連続テレビドラマです。

全9話で完結したこの作品は、女優・門脇麦にとって、テレビドラマで初めて主演を務めた記念すべき作品となりました。当時の平均視聴率は2.2%を記録しています。

物語の舞台は、地球から切り離され、宇宙空間を漂うことになった一隻の宇宙船。偶然にもその船内に乗り合わせていたのは、年齢、職業、性格などが全く異なる個性豊かな11人の男女でした。彼らは、まさに「地球に残された最後の11人」となり、極限状態の中で互いにぶつかり合い、助け合いながら生きていくことになります。絶望的な状況下で、彼らがどのように人間関係を築き、それぞれの過去や本音と向き合っていくのかが描かれる人間ドラマです。

主要キャストとしては、主人公である普通の女子高校生、水瀬希望を門脇麦が演じました。船内に取り残された面々は多彩で、地球防衛軍の苦情係という変わった部署に勤務する立花玲央を桐山漣が演じています。また、かつてのバブル時代を彷彿とさせる雰囲気をまとう西原美恵役には須藤理彩がキャスティングされました。

政治家の森義信を演じたのは篠井英介。自らを霊能力者だと主張する寺田もみじ役には大島蓉子。銀行員でありながら、元々は軽音楽部員という意外な一面を持つ橋爪隆を永岡卓也が担当しました。妊娠中の大垣聖子役は西尾まりが演じ、物語の途中で出産し、シングルマザーとなる設定です。在日ナンゴロ人の木梨ネルグイには清水くるみ。看護師の二瓶このみ役には笹野鈴々音。そして、船内の最年少メンバーである小学生の八島雄介を石田竜輝が演じました。取り残された11人の中で最も年長者である伊村一には岡本富士太が配役されています。

彼ら人間たちと関わる重要な存在として登場する宇宙人のギュルを演じたのは池田鉄洋です。また、物語の冒頭で宇宙船の外に出ることになった8人のメンバーも描かれ、古本新乃輔、金田明夫、大野未来、大須賀裕子、杉浦一輝、津田真澄、渡辺芳博、鈴木達也といった俳優陣が出演しています。

制作スタッフには、脚本家として鴻上尚史、相内美生、山崎淳也が参加。チーフプロデューサーは伊藤響が務め、プロデューサーは久保田充と大森美孝（AX-ON）が担当しました。演出は小室直子、細川恵里、戸倉亮爾（AX-ON）が手掛けています。制作協力はAX-ONが行い、製作著作は日本テレビでした。

門脇麦のテレビドラマ初主演作として注目された本作は、閉鎖された宇宙船という特殊な空間で繰り広げられる、個性豊かなキャラクターたちの交流と葛藤を描いた作品として、2014年の夏に放送されました。

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