ゼロの使い魔 on the radio 〜トリステイン魔法学院へようこそ〜

『ゼロの使い魔 on the radio 〜トリステイン魔法学院へようこそ〜』は、人気アニメ『ゼロの使い魔』を題材としたインターネットラジオ番組です。2006年6月から2009年3月まで、アニメの放送期間を中心に配信され、多くのリスナーに親しまれました。

番組概要

当初は告知なしに始まったにもかかわらず、初回から8000人を超えるリスナーを集め、最盛期には3万人を超える人気番組となりました。番組は第一期から第三期に分かれており、アニメの放送時期に合わせて配信頻度が変更されました。アニメ放送中は毎週、それ以外の時期は月1回の配信が基本でした。

番組の略称は「ゼロラジ」で、挨拶として「ゼロにちは」が用いられました。パーソナリティは、ルイズ役の釘宮理恵さんと、才人役の日野聡さん。番組内では、日野さんが釘宮さんから「日野ちゃま」、釘宮さんが日野さんから「理恵ちゃん」と呼ばれていました。

日野さんはこの番組が初のラジオ出演であり、経験豊富な釘宮さんがフォローしながら進行する形でしたが、回を重ねるごとに二人の息の合った掛け合いが人気を集めました。

コーナー紹介

番組では、様々なコーナーが設けられ、リスナーからの投稿も交えながら盛り上がりを見せました。

各部屋のコーナー: ヴェストリの広場や会議室など、毎回異なる部屋をテーマにトークを繰り広げるコーナー。
貴族と平民: リスナーから寄せられたお題に対し、貴族的な行動か平民的な行動かをパーソナリティが討論するコーナー。
言葉の魔法: 早口言葉に釘宮さんと日野さんが挑戦するコーナー。
ホントノキモチ: ルイズの「ツンデレ」のように、言葉の裏にある本当の気持ちを投稿するコーナー。
* 魔法学院宝物庫: 現代の物にトリステイン王国風の名前を付ける大喜利コーナー。

ゲスト

番組には、数多くのゲストが出演しました。オープニングテーマを担当したICHIKOさん、キュルケ役の井上奈々子さん、原作者のヤマグチノボル先生など、作品に関わりの深い人物が登場し、番組を盛り上げました。

また、メディアファクトリー提供のアニメからゲストを迎える番外編も配信されました。

イベント

アニメのプロモーションイベントとして、公開録音も行われました。2007年には「秋葉原ピンク祭り」、2008年には東京アニメフェアにて公開録音が行われ、多くのファンが集まりました。

関連商品

番組の人気を受け、数多くのラジオCDが発売されました。過去の配信回のアーカイブに加え、新規録り下ろしのトークも収録され、ファン必携のアイテムとなりました。メガミマガジンやアニメージュといった雑誌にも、ラジオCDが付属しました。

その後

アニメ『ゼロの使い魔F』の制作発表に合わせ、番組は『ゼロの使い魔 on the radio 〜トリステイン王国へようこそ〜』とタイトルを改め、配信サイトをHiBiKi Radio Stationに移して再スタートしました。

『ゼロの使い魔 on the radio 〜トリステイン魔法学院へようこそ〜』は、アニメファンにとって忘れられないラジオ番組の一つです。パーソナリティの魅力的なトークや、作品の世界観を深く掘り下げた企画は、多くのリスナーの心をつかみました。

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