ソセフォ・ファカタヴァ

ソセフォ・ファカタヴァ

ソセフォ・ファカタヴァ（Sosefo Fakatava）は、1997年10月25日に生まれたラグビーユニオン選手です。トンガで生まれ育ち、日本でラグビーキャリアを築いてきました。現在は、国内最高峰リーグであるジャパンラグビーリーグワンに参戦するコベルコ神戸スティーラーズの一員として活躍しています。

プロフィール

ファカタヴァ選手は、フォワード第3列のフランカー（FL）と、バックスラインのセンター（CTB）という、異なる特性が求められる二つのポジションをこなすユーティリティプレーヤーです。身長186センチメートル、体重118キログラムという強靭な体躯を誇り、コンタクトプレーにおける強さと突破力を兼ね備えています。また、彼の兄であるタラウ氏、アマト氏もラグビー選手であり、ラグビー一家に育ったことが彼のキャリアに影響を与えていると考えられます。

国際舞台では、7人制ラグビー日本代表に選ばれた経験も持っています。この経験は、15人制とは異なるスピード感やスペースでの判断力、オフロードパススキルなど、彼のプレーの幅を広げる一助となっているでしょう。

来日からのキャリア

ファカタヴァ選手は、日本の高校でラグビーを始めました。東京都にある目黒学院高校に進学し、ここで頭角を現します。高校時代には、その才能が認められ、高校日本代表候補にも選出されています。高校卒業後、2016年に福岡工業大学へ進学。大学ラグビー部では中心選手として活躍し、最終学年である2019年にはチームの主将を務め、リーダーシップを発揮しました。

プロ選手としての歩み

福岡工業大学を卒業後、2020年に当時のトップリーグに所属していたキヤノンイーグルス（現在の横浜キヤノンイーグルス）に加入し、プロキャリアをスタートさせました。チームでの研鑽を積み、ジャパンラグビーリーグワンが開幕した後の2022年3月18日、リーグワン第1節のトヨタヴェルブリッツ戦で先発メンバーとして公式戦デビューを果たしました。この試合は、彼にとって日本国内での公式戦における記念すべき初出場となりました。

キヤノンイーグルスでのプレーを経て、2024年8月にはコベルコ神戸スティーラーズへの移籍が発表され、チームに加わりました。新天地である神戸では、彼の持つフランカーとしての献身的なディフェンスやボールキャリー、センターとしてのパワフルなランニングや突破力、そして高い運動能力がチームの大きな力となることが期待されています。

ポジションの多様性、フィジカルの強さ、そして国内外での経験を活かし、ソセフォ・ファカタヴァ選手は今後も日本のラグビー界で重要な存在として活躍していくことでしょう。特に、フランカーとセンターの両方で高いレベルのプレーを見せられる選手は貴重であり、彼のパフォーマンスに注目が集まります。

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