ソチオリンピックカーリング世界最終予選日本代表決定戦・女子

2013年女子カーリング日本代表決定戦

2013年9月12日から17日までの間、北海道札幌市のどうぎんカーリングスタジアムにて、2014年ソチオリンピック女子カーリングの日本代表を決定する大会が開催されました。この大会は、ソチオリンピックへの出場権掛けた大変重要な試合であり、2013年パシフィックアジアカーリング選手権女子日本代表決定戦を兼ねて行われました。

大会の概要

今回の決定戦には、2013年日本選手権の上位4チームが参加しました。出場チームは、中部電力カーリング部、北海道銀行フォルティウス、札幌国際大学、そしてLS北見の4チームです。大会方式は、2回戦総当たりの1次リーグ（ダブルラウンドロビン）で、上位2チームが決勝に進出するというものでした。

この大会に勝ち抜いたチームには、2014年に行われるソチオリンピックの世界最終予選への出場権が与えられ、さらにその予選でオリンピックへの切符を得た場合は日本代表としてオリンピックに出場できるという重要な意味を持っていました。

試合の結果

1次リーグでは、各チームが2回対戦し総合成績が積み上げられました。同率2位が2チームとなったため、タイブレークが9月15日に行われ、中部電力が決勝進出を決めました。

決勝は、9月15日から17日の間に行われ、両チームの1次リーグの成績も考慮に入れつつ、最初に4勝したチームが勝者となる方式で進行されました。具体的な試合日程は以下の通りです。

• - 第1試合: 9月15日 19:00
• - 第2試合: 9月16日 10:00
• - 第3試合: 9月16日 16:30
• - 第4試合: 9月17日 10:00

最終的に、北海道銀行が中部電力に対して4勝2敗という結果で勝利し、ソチオリンピック女子世界最終予選の日本代表チームとなりました。一方、敗れた中部電力は日本選手権で3連覇中でありながら、オリンピック出場の夢が断たれる結果となりました。

決定戦後の展開

日本代表となった北海道銀行は、2013年12月に行われたソチオリンピック女子世界最終予選で、プレーオフ第2戦でノルウェーに勝利し、見事2枠中の2枠目のオリンピック出場権を獲得しました。ソチオリンピックでは、日本女子チーム史上最高タイの5位に輝く成績を収めました。

その後、日本選手権では中部電力が北海道銀行を相手に予選ラウンドロビンと決勝戦の両方で勝利し、見事に日本選手権4連覇を達成しました。

また、北海道銀行のリザーブである吉田知那美選手は、ソチオリンピック後に戦力外通告を受け、一方で中部電力のスキップである藤澤五月選手も約1年半後に帰郷しました。両選手は後にLS北見に合流し、その後、オリンピックで日本勢初のメダル獲得（平昌で銅、北京で銀）に寄与しました。

まとめ

2013年の女子カーリング日本代表決定戦は、北海道銀行が勝利し、ソチオリンピックへの切符を手にする重要な大会となりました。日本カーリング界の将来を担う選手たちの活躍が期待されます。

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